このところ出勤途中のひと仕事が欠かせない。それは、田んぼのコンクリート壁に産み付けられた赤い卵塊をヘラでこそぎ水面に落としている。卵塊は水中では死滅するからだ。赤い卵塊の正体は、スクミリンゴガイ(通称ジャンボタニシ)の卵に他ならない。我が家の田んぼには1991年頃に進入し、それ以後毎年大繁殖を続けている。確か1993年夏だろうか? 妻が勤務する加茂名中学生とともに生息数調査をしたところ、我が家の田んぼ1㎡あたり平均54個体を確認した。当該田んぼには、1000㎡(10a )あたり54×1000=54000個体生息していたことが判った。田植え後約10日間の稚苗が沢山食われ、まるでミステリーサークル状態となり、稚苗の補植に追われた年もあった。近年は、均平な代かきと田植え直後の浅水管理を心がけているので、食害は軽微となっている。
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