現職最後の勤務は商業高校長だった。当該校の旧校訓は「士魂商才」。私は着任早々から時代錯誤の校訓といぶかしながらも、その由来を調べ始めた。すると、初代校長が東京高等商業学校(現一橋大学)出身で、今をときめく渋沢栄一が造った学校であることを知った。当該高等商業学校の校訓は「士魂商才」、校章はcTsだという。卒業後、愛媛県内商業学校勤務を経て、明治38年四国で5番目の商業学校である徳島商業学校初代校長に着任した黒岩校長。黒岩は着任早々、校訓を「士魂商才」に、校章をcTsとしたようだ。なるほど、ナルホド!
さらに、校訓「士魂商才」は渋沢栄一の『論語と算盤』に由来することも知った。渋沢の業績は省くが、以来15年余り、渋沢は私の最も尊敬する人物と崇め続けている。今日彼の『論語と算盤』を読了したばかりだ。新アグリビジネスを希求する私にとって、彼の人間学を学び続けたい。
(追記)その後、黒岩校長は小樽商業学校(現小樽商科大学?)、秋田市立商業学校(現県立秋田商業高校)に赴任した。小樽では、当時生徒だった『蟹工船』の著者小林多喜二に思想的影響を与えていたという (多喜二研究者の話に私は懐疑的だが…)。また、秋田では野球好きだった黒岩校長だが、秋田では当該野球部が甲子園大会初出場を果たしたという(黒岩校長が徳島商業野球部創部に貢献していたと私は推察)。
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