近代養蜂100年余りの採蜜方法に革新もたらすかもしれない”FlowHive”。
その巣箱2個を4月に入手し,ミツバチ2群を飼育してみた。
革新的巣箱”FlowFive”’(ただし,上段の継箱は前後逆向き状態)
2016年6月末には,FlowKey(アームハンドル)を用いて継箱内人工巣脾に貯まった蜂蜜を取り出し,直接1.2㎏瓶に入れた。
1枚の人工巣脾から約1㎏の蜂蜜を取り出すことができた。
長所
①初心者やアマチュアには有効な養蜂具
②働き蜂にストレスを与えずに,手軽に蜂蜜が得られる。
③分離機,蜂蜜タンクなどの養蜂具を不要である。
④観察窓越しに,働き蜂の観察や貯蜜状況が安全に観察できる。
短所
①FlowHiveフル装備1式US約700ドル,送料約100ドル,関税代行約\6,500程と高額。日本円で8万円台後半となる。
②巣箱内の点検が遅れがちとなり,2群とも分封(分蜂)させてしまった。その際初心者では分封時の対応は難しいかもしれないだろう。また,分封群では,その時期により,採蜜が期待薄となる。
③内検がおろそかになりやすく,蜂群がダニ害,スムシ害など被害に遭いやすい。
④巣門開閉ができないので,スズメバチ襲来時や巣箱移動時に工夫が必要である。
”FlowHive”は,ミツバチ教室開催時や蜂蜜購入お客様の来園時に,大活躍してくれている優れものだ。
なお,”FlowHive”の詳細については,次のURLを参照されたい.
https://www.youtube.com/channel/UCoMaw-jngK_3KcYqb-9BVCA
http://www.farmmiyazaki.net/ (農園HPへGO)