ややぬかるんでいる圃場畝間に足を取られながらも,枝ブロッコリー苗の定植中だ。
枝ブロッコリーは近年のトレンド野菜とし人気が拡がっているらしい。そこで,今年の育苗数は前年より倍増させた。一作日夕刻より息子と手分けをして各担当圃場に定植している。育苗数が多かいめ,それぞれが準備した黒マルチ畝数ではとても足りそうもない。たくさんの廃棄苗がでそうな気配だ。あ~ぁ,もったいない。
さて,一般的なブロッコリーは近年消費者の人気が高く,当地の作付け面積も大幅に増えている。ブロッコリーは,連作障害を避けるため輪作栽培が必要らしく,毎年異なった借農地で作付けしている生産農家もあるようだ。
当農園は,一般的なブロッコリーには目もくれず,枝ブロッコリーを手がける。枝部利用のブロッコリーは,少ない株数でも長期間の毎日収獲が可能となるからだ。狭隘圃場で少量多品目野菜を手がける零細農家にとっては,うってつけの野菜といえよう。
他方,ブロッコリーはアブラナ科野菜だから,モンシロチョウの産卵・幼虫の食害を受けやすい。また,冬季ムクドリの食害もすさまじい。
「虫や鳥の楽園」の当農園
その虫食害・鳥食害は甚大で,めざすトレンド野菜づくりには防虫ネット被覆や防鳥ネット対策は欠かせない。そのための多額の資材経費と設置労力に泣かされてばかりだ。
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