迫る春ジャガイモ植付 | 若葉マーク農園長のブログ

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シニア世代の自称「花咲か爺さん」が挑戦する新アグリビジネス「農蜂業」奮闘記

 春ジャガイモの植え付け時期が迫っている。

 当農園作付けは1月中旬から下旬だ。早植え深植えするため,一般的な作付け時期より1ヶ月以上早くしている。早すぎれば霜害に遭うおそれがある。そこで深植えをする必要がある。これは早期収穫出荷するためである。

 さて,今年は6品種114㎏の種ジャガイモを植え付ける予定だ。その内訳は,お切り入り品種のキタアカリ10㎏,インカルージュ34㎏,グランドペチカ30㎏,インカのめざめ20㎏に加え,新たにノーザンルビー及びシャドウクインをそれぞれ10㎏にした。昨年作付けの倍増だ。作付け失敗すれば,妻からのブーイングの嵐は必至だ。

 上記作付けともなると圃場確保が難しい。自宅裏圃場には150m程のマルチ敷設髙畝はすでにあり,来週にも入手済みキタアカリを植え付ける予定だ。その他の未着種ジャガイモの植え付け畝を至急造る必要がある。

 作付け圃場選びに思案の結果,丹波黒大豆後20aに作付けすることにした。あいにく大豆後圃場のジャガイモ作付けは,商品価値を失う恐いソウカ病が発生しやすいらしい,その対策として,石灰窒素20㎏/10aをすでに撒布済みだ。上手くいけば良いが,失敗すれば約10万円近くの高額な種ジャガイモ代をドブに捨てることになる。ハラハラドキドキものだ。

 昨年同様,今年も効率的な作付方法を模索している。種ジャガイモ片深植えのためには,細土耕運後の圃場にまず浅溝づくりし,そこに種ジャガイモ片を植え付け,引き続きマルチャー付管理機で後進しながら高畝黒マルチ敷設が望ましい。ちなみに,マルチャー付き管理機のロータリーは中央部に回転爪はないので,ジャガイモ片を痛めることはない。しかし,植え付け溝を常時真ん中に保ちながら後進管理機での高畝づくりは至難の業だ。思案の結局,無難な方法を選択することにした。すなわち,トラクタ細土耕運後,マルチャー付管理機で高畝マルチ敷設することで妥協することにした。この方法なら見栄え良く高畝黒マルチはできる。その反面,敷設後の深植えジャガイモ片植え付けに手間暇がかかるという欠点は覚悟しなければならない。何か効率的な妙案はないものか?

 http://www.farmmiyazaki.net/ (農園HPにGO)