ミツバチきまぐれ日記316_はちみつスイーツ | 若葉マーク農園長のブログ

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シニア世代の自称「花咲か爺さん」が挑戦する新アグリビジネス「農蜂業」奮闘記

 3月16日は,当農園オリジナルスイーツが商品化した記念日となった。

 新登場したのは,徳島県板野郡藍住町内某飲食店の店舗内季節デザートだ。新商品は,「はちみつブリュレ」と「はちみつチーズケーキ」の2品目。後者は試作段階の残された課題があり,納品先送りの見通しだった。ところが,何とか間に合ったようだ。思いもよらない2品目同時登場に,私の喜びもひとしおだ。

 今夕,納品先の飲食店M会長から電話連絡があり,お客様には2品目とも大変好評なのだそうだ。私へのリップサービス分を差し引かなければならないが,ここは素直に喜びたいと思う。

 はちみつスイーツづくりは,2011年9月浜松市Kレシピ開発業者への依頼から始まった。3回の試作を経て同年12月に当農園オリジナルレシピが順当に完成した。しかし,徳島県内製造委託業者探しが難航を極めた。県外への販売力あるA社は数ヶ月間にわずか試作1回のみに留まり,やむなく撤退せざるを得なかった。私はA社とのミスマッチがきわめて甚大で,その後フラッシュバックに悩まされ続けた。軌を一にする委託業者に出逢えないことと重なり,はちみつスイーツ商品化を封印しようとまで思い詰めていた。

 2012年9月,そんな悩みを聞いた近所の方からOさんを紹介してもらった。私にとっては藁をもすがる思いだった。私たちのわがままによくぞ付き合ってくれたものだと,Oさんには頭が下がる。なぜなら,延べ6か月間の試作回数はなんとブリュレ4回,チーズケーキ6回に及んだからだ。もし他業者への製造委託であったなら,早い段階で瓦解していただろう。Oさんには感謝してもしきれない。

 はちみつスイーツへの商品化構想から延べ18か月。多くの方のご支援ご協力で商品化にたかが1歩だが確かな1歩を踏み出すことができた。感謝感激だ。

 さあ,これから2品目パッケージ商品「とことんとくしまシリーズ」の開発に早急に取り組まなければならない。なぜなら,上記新登場商品は2か月程度の季節デザートに過ぎないからである。パッケージ商品開発もさることながら,新規販路開拓はもっと深い闇の中だ。

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