黒千石大豆初刈取り | 若葉マーク農園長のブログ

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シニア世代の自称「花咲か爺さん」が挑戦する新アグリビジネス「農蜂業」奮闘記

 北海道産黒千石大豆を歩行型ビーンカッター(大豆刈取り機)で初刈取りをした。
 
 エンジンを始動もせず,手押し状態でいきなり圃場に向かう。荒れ果てたアスファルト舗装の移動時は,鉄製車輪音のきしみ音が実に耳障りだ。圃場に到着しセルスーター紐を引くが,何度引っ張ってもエンジンが始動してくれない。「ガソリンエンジンはこれだからイヤなんだよ」とブツブツ。おそらくキャブにエアーか水が噛んでいるんだろう。しかたなく,圃場から自宅庭まで再びゴロゴロと農機を持ち帰る。キャブ周りを分解清掃するが,それでもエンジンは始動してくれない。「おかしいなあ,この間の試運転ではなんなく始動したのに‥」。その時である。「あっ!」と,ONOFFスイッチがあることを気づいた。案の定,電源スイッチはOFFのままだった。これじゃエンジンが始動するわけないよ。スイッチを電源ON に切り替えると,難なくエンジン始動。とんだ初歩的なミスだった。相変わらずの初心者マーク農園長だ。

 ゴロゴロと耳障りな車輪の音を響かせながら,再び圃場に向かう。刈取り始めて1mも進まないうちに,エンジンSTOP。「あれ!」,刈取った株排出のための手動レバー操作を忘れていたことに気づく。再びエンジンを始動し,ある程度刈り取り束がたまると手動レバー操作した。株を排出することにだんだん慣れてきた。オモチャみたいに構造が簡単な農機だが,これは使える。その後は刈取り作業が順調に進んだ。

大豆刈取機2 

 約2aに黒千石を1条植えしたものだが,農機を使うと15分ほどで刈取ることができた。刈取り株は私道アスファルト舗装端側溝上に横倒しで乾燥することにした。これなら,溝蓋が所々にあるので,小雨ならば雨水がたまる心配がない。もちろん集束・ハデ架けが望ましいが,面倒なので割愛することにした。もし本格的降雨が予想される時は,カーポート内に移動させる予定である。

 黒千石を初作付けしたが,鞘の種の入り具合は芳しくない。鞘が黒ずんでいるものの,種子が膨らんでいないものが目立つ。某研究者の栽培法推奨の株間5~8㎝は狭すぎて,風通しが悪く,病害虫の被害を受けたのだろうか,それとも本来北海道又は東北地方が栽培適地のため,暖地では栽培が難しいのだろうか。他の圃場に5aほど植栽しているが,収獲目標10aあたり300㎏はとても届かない見込みだ。今日はすっかり落胆してしまった。まあ,初年度から順調なんて虫が良すぎるか。
 
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