「立憲民主党・無所属の会」に所属している小川淳也さん(香川1区)が来松されました!(“来松(らいまつ)”とは、わが地元、千葉県松戸市にいらっしゃるお客様をお迎えする際に使わせて頂いています、極めてローカルな言葉です爆  笑)

“小川純也さん、来たる!”と言っても、実際にいらしたのはもう二週間近く前の7月15日(土)ニヤニヤ散々に解散風を煽っておきながら支持率の急落を受けて尻すぼみの岸田首相グラサン既に今国会は閉じていましたが、地方選出(小川淳也さんは香川県香川市)の議員さん、“金帰月来”が基本ですから選挙地盤ではない千葉県松戸市に、土曜日の夕方にお越しいただける御自身のメリットはありません。ま、衆院解散がなくなったことと8月末には内閣改造が行われるでしょうから今の時期はなぎ状態(当面、解散はなし)。しかし選挙区で勝ち抜く(比例復活ではなく=比例復活は俗に“ゾンビ議員”と言われ、同じ議員バッジを付けていても格下に見られがちなのですが、中選挙区制から現行の小選挙区比例代表制に代わって30年、私は昔の中選挙区制の方が良かったと、今、振り返ってみた思います)ためには、小さくなった選挙区をくまなく回り、岸田首相が「首相動静」欄を各マスコミに書かせるにあたり、“聞く力”をアピールしたいがために必ず“車座で会合”と書くよう、秘書官側から指示していたのは有名な話ニヤリなのですが、しかし、当選出来るかどうか、或いは小選挙区で勝ち上れるかどうか、のギリギリ線上の小川淳也さんにとりましては、貴重な土曜日の夕方を、選挙区外の千葉県6区(新選挙区では松戸市全域のみが6区になるようですから、ま、松戸市長選挙とおんなじ構図に爆笑ちなみに有権者数は41.5万人ですから、これでも一票の格差はギリ、2倍弱ということになりますのでワタクシたちの一票はとても軽いようですあせるあせる)でお時間を頂くのはとても申し訳なく、しかしかような時間を使ってまでお越しいただきましたことに感謝申し上げます照れで、今回、小川淳也さんが来松されましたのは、とある有名な映画の上映に際し“青空集会”と題し(実際はホールの中なのですが爆笑)来場者との対話集会が催されることになったことからでしたウインク今回の小川淳也さんの来松を企画した下さいましたのは、立憲民主党松戸市議会議員の関根ジローさんと、松戸市選出の立憲民主党千葉県議会議員安藤じゅん子さんが前面に立って下さったことからのものニコニコですが正直なところ、関根ジローさんも、安藤じゅん子さんも、chuは個人的には知りませんし過去に投票したことがあったかどうかも覚えていませんニヤニヤしかし、小川淳也さんのことは十分に存じ上げており、こんなにも身近にお話を聴かせて頂けるチャンスはそうそうありませんから会場に出向いてみました走る人走る人走る人走る人走る人小川淳也さん、香川県の選出ですからもちろん松戸市民のchuとは縁遠いです。しかし元総理の安倍晋三氏が在任当時、誇らしげに吹聴していた「アベノミクス」の経済統計データが捏造されていたことを暴きかつ立証されたり(最も、安部氏はお得意の論点ずらし、ご飯論法を駆使し己の非は決して認めず、「桜を見る会」での小川淳也さんからの追及にものらりくらりとかわし続け、結局、自身が大ウソをつきとおしたことが明らかになった今、泉下に入られましたから“もう終わり”にしたい集団がいますがそうは問屋が卸さないパンチ!)、小川淳也さん、素晴らしい資質をお持ちの国会議員の方であることは間違いないビックリマーク小川さんの議員になる前のプロフィール、簡単に紹介させて頂きますと、高松高校-東京大学卒。その後、小川さんは旧自治省に入省されています。旧自治省、今では総務省ですが、旧行政管理庁、総務庁、旧郵政省の電波管理局とごった煮一緒になった今の総務省と、旧自治省とでは仕事の内容は引き継がれてはいるものの、役人マインドとしては“似て非ざる”と言わざるを得ません。つまり、小川さんが入省されたのは旧自治省。即ち「内務省」であります。chuは多くの「官僚」=国家公務員キャリア組の方に数多く仕え、ともに仕事をしてきましたが、旧内務省(昔の旧自治省、警察庁、厚生省、労働省…、建設省の方との接点は少なかったですが)の方々のマインド、今に至るも他の省庁とは全く異なるビックリマークそうです、旧内務省に採用されている官僚の皆さまには“護民官”、常に国民の暮らしを守るという意識が、「省」の流れとして脈々と引き継がれているのでしょう、そうした方が多い照れ(役所の世界では普通は「省益」〈「局益」〈「部益」〈「課益」と来て、そこで留まるところを、何事につけても出張って来る某有力な経済官庁では〈「自分益」にまでなっている人、多かったなニヤリあ、もちろん、“官僚たちの夏”みたいな方もいましたけどねウインク)また旧内務省ではないですが、法務省の官僚の方も“法と正義・治安と国民の安全”を第一に考えている方が多い(「先憂後楽」を庁是にしています)。ですのでもう数年前になりますが、“官邸の守護神”と言われていた方の人事を巡り、今までの任用ルールを違えてまでも、何が何でもその守護神(そう言われてご本人も迷惑していたと思われますが)を検事総長にしようとした安倍(当時の首相)、菅(当時の官房長官)氏に対し苦々しく思っていた人は多いと思います。このことは警察庁刑事局長で退官されました林則清さんが特に第二次安倍政権下での官僚組織の劣化、即ち内閣人事局による人事権の恣意的行使により出世するのはおしなべて“ヒラメ官僚”(忖度官僚)であるとして憂い、その際たる人物として菅氏が官房長官の時に警察庁から派遣された秘書官である中村格氏が警察庁長官までなったことを痛烈に批判しています。中村氏は安倍氏に極めて近かったTBSワシントン支局長のY氏の関与が疑われた、とある女性に対する性的暴行事件に際し、当時、警視庁刑事部長の職にあり、事件そのものを握りつぶした張本人。Y氏が安倍氏と極めて近しい関係である事から安倍氏に忖度し事件を潰した、と巷間言われています(中村氏が事件捜査の取りやめを直接指示したことについては新潮社記者の取材に対し本人がこれを認めています)。林則清さんは国松孝次さんが警察庁長官在任時、何者かに狙撃されかろうじて一命をとりとめた事件、この狙撃事件については既に時効が成立しているため解明はされませんでしたが、オウム真理教による凶悪事案が次々に明るみになり、急遽、警察庁暴力団対策部長から警視庁公安部長に抜擢されオウム捜査に全力を注がれた方。退官後は前面に出ることを好まず静かに暮らされていたそうですが先日お亡くなりになられたようです。御冥福をお祈り申し上げます。あ、小川淳也さんの講演会の御案内でした爆  笑少々脱線してしまいましたが、いぇいぇ、決して脱線ではなくて、小川さんは旧自治省ご出身の、護民官、即ち国民の生活を第一に考えている方なのですクラッカー合格

 

何時もながら前振りが少し永くなりましたあせるあせるあせる今回、小川淳也さんが来松されましたのは映画上映会のため。制作は2020年ですが封切りされたころからそこそこ話題になっていた作品でした。しかしchuはその時は鑑賞しておらず、“3年落ち”となっちゃいました作品ですが、地元の松戸で観られることと、さらに生で小川淳也さんのお話を聴けること、この二つはとても大きいのですウインクチュー

当日の会場、小川淳也さん登壇前の様子など

今回上映されました映画のofficialWebサイトがこちら👇監督は大島新さん。あの巨匠・大島渚監督の息子さんです。

物語は小川さんがまだ総務省勤務だった頃、都内で偶然出会った高松高校時代の同級生で当時、菅直人さんの番記者をしていた朝日新聞記者の鮫島浩さんが行政官としての限界を感じ悩んでいた小川さんに対し立候補を勧めたことが政界入りのきっかけとなります。そしてこの時、たまたま鮫島さんが菅直人さんの番記者をしていたから当時の民主党とのつながりが出来、民主党からの立候補となったのですが、もし鮫島さんが与党番であれば自民党からの出馬になっていたかもしれません。小川さんは2003年、総務省を退職し総選挙に挑むのですが、役人を辞め政界入りを目指すことに高校の同級生だった奥様は大反対、またごく近かった高校の同級生のお友達にも反対していることと、それでも政界入りを目指しいることの不満をぶちまけたそうです。そしてその不満をぶちまけられたその人こそ、大島新監督の奥様。監督の奥様は小川さん本人とも高校の同級生でもあるのですが、小川さんが役所を辞め民主党から立候補することを小川さんの奥様が反対しているにも関わらず、決意は固いみたいだ、と御主人の大島監督に伝えると、時は小泉純一郎氏の支持率がとても高かった時だったこともあり“無謀だ”と感じたんだとか。しかし立候補の決意固い小川さんに興味を持ち、最初の立候補の時から何気にカメラを回し始めたのがこの映画のスタートなのです。そして最初の立候補では落選。役所は退職していますから無職・失業です。しかしそうした逆境にもめげず、地元で支持者との対話集会を重ね、次第に支持者が広がり始める様子をカメラは捉えていきます。その後、2005年の総選挙では小選挙区では落選したものの重複立候補していました「比例四国ブロック」にて初当選。以後、現在まで6期連続の当選を果たしています。しかし香川1区には地元メディアを大きなバックボーンとする自民党の平井卓也氏がいることから中々、小選挙区では勝ちきれません。また小川さんが所属していた民主党は一時、自民党からの政権奪取に成功するも3年ほどであえなく政権与党から転落するとその後迷走を開始。小川さんは旧民主党時代には前原誠司氏と近かったことから前原氏と行動を共にするのですが、地元支援者からの大糾弾を受けたのが「希望の党」に移った時。それはそうでしょう、今は無き「希望の党」ですが、旧民主党の指向する社会と、小池百合子氏が仕掛ける社会像とでは一致するはずがありません。そのため2017年の選挙戦では地元支持者からの「転向」を非難される場面もしっかりとカメラは捉えていました。しかし小池氏の“排除します”発言を受け「希望の党」は迷走。ひょっとしたら自民党を上回るかも、とも思われていた党勢は急速に萎み小川さんも小選挙区では当選出来ませんでした。かろうじて比例復活したものの打ちひしがれたような小川陣営。そしてその後、小川さんは「民進党」と「希望の党」が合流して新たに出来た「国民民主党」、それは小川さんの高校の先輩でもある玉木雄一郎氏が現在も党首を務める政党ですが、これには加わらず後に現在の「立憲民主党・無所属フォーラム」に入り現在に至ります。映画はここで終わります。そしてこの映画のタイトル「なぜ君は総理大臣になれないのか」。2003年から足掛け17年、随所随所でカメラを回し続けていた大島新監督は実直過ぎる小川さんを見て“この人は本当は政治家には向いていないのでは”と感じ、今まで撮り溜めてありましたフィルムを繋ぎ合わせドキュメンタリータッチの映像に仕上げたのがこの作品。物語ではなく、ただ時系列的に出来事が紹介されているだけで感銘を受けるところはありません。ただ、小川さんがとても真剣に国の行く末を考えているんだ、と言うことは伝わります。さすが護民官(マインドを持つ役所の)出身の方だけある、というのが私が受けた印象でした。映画上映前、小川さんと観衆との間で討論があったのですが、中でも特に印象に残った小川さんの言葉を紹介して終わりたく思います。小川さんは“政治と言うのは多数意見がそれのみにとどまらず、少数意見をも掬い上げて形成していかなければならない。しかし現状では51の意見を持つ政府が51だけの意見しか見ておらず残りの49は見向きもされていない”と仰ったこと。ま、少々厳しく言わせて頂ければ残念ながら今の「立憲民主党」が世の中の49の意見を集めているとは言い難く小川さんの仮説には少々の無理もあります。しかし実際、7年8か月にも及んだ安倍晋三政権時には、51の意見を聞く安倍氏の姿、オトモダチや自分を応援してくれる有権者のみを優遇し続けた姿を覚えている方は多いかも知れません。こちらは2020年2月17日の衆院予算委員会での小川淳也さんと安倍晋三氏とのやり取りの一部始終。ANAホテルと安倍事務所とのやり取り等につき追及しているところ。小川さんが安倍氏側に立証責任があるとするに対し安倍氏は“私がここで話しているのが全日空(ホテル)とのやり取りの真実。私が事務所に指示をして短い間に先方と確認した。それをいい加減と決めつけるなら皆さん(小川さんサイド)とはコミュニケーションが成り立たない。(口頭での説明は)軽いことなんですか?軽いわけないぢゃないですか。私の口を通じて、総理大臣として答弁しているのですから、私が嘘をついているのなら嘘をついている、と証明するのはそちら側では”と。ですが後に明らかになるのですが「桜を見る会」における国会答弁で安倍晋三氏は実に118回もの嘘をつき続けていたのです。然るにそのことに関する真摯な謝罪は遂になく、またその責任を負ったこともありません。既に泉下に入られた入られた安倍氏ですが、この問題をうやむやのまま終わらせるべきではないと考えるのです。

さて、本日鑑賞しました映画では2017年、「希望の党」に所属し5回連続で当選を果たしたところまでのもの。そしてその後、2021年に執行された総選挙では小川さんは遂に念願の小選挙区からの当選(通算6回目の当選)を果たしています。なおこの選挙戦に関するドキュメンタリー映画として、やはり大島新監督による「香川1区」という映画が制作されており、こちらは「なぜ君は総理大臣になれないのか」の続編と位置付けられています。私はこの映画もリアルタイムでは観ていないのですが、なんとタイミングがいいことに8月14日午前7時35分からCS放送「日本映画専門チャンネル」で放映されますので今からとても楽しみです。なお、小川さん、後に2021年に行われた「立憲民主党」の代表選に出馬、結果、現代表の泉健太さんに及ばず敗れましたが、代表選後には政務調査会長の要職に就任しました。総理を目指すには先ず大前提として政権党にいなければならないのですが、その前段階として党の代表に就くというのはとても大事な事。小川淳也さん、次回の党代表選にての再チャレンジをして頂けるのでしょうか、今後の小川さんに注目していきたいと思います。ただ、一つ懸念していることは政権党(「自由民主党」です)からの一本釣りされかねない、と言ったところか。かつての民主党に属していた有力議員でも“政権党にいなければ自分が理想とする施策が出来ない”という理由でいとも簡単に政権与党に寝返った、細野豪志氏、桜井充氏、長島昭久氏らの動きは旧民主党支持者を裏切るものであり、小川さんが「希望の党」からの出馬を模索した際に地元支持者から大きな反発を受けたのも、支持者を裏切る行為と言えなくもありませんでした。ただ何とか小川さんは安易に政権党寄りには行かずに踏みとどまった。また前述しました代表選出馬に際しては、今までの選挙活動の基盤である香川1区ではなく、全国各地で“青空集会”と称した対話集会を開催されているようです。“地盤・看板・カバン”がない2003年の初出馬から根気よく続けられている有権者との対話集会“青空集会”は小川さんの代名詞。今回のわが松戸での会合でも“青空集会”は謳われていました。小川さんにおかれましては今後、政権党から秋波を送られることもあるでしょうが、御自身の政治信条を全うできる場所でさらに上のポジションを、また最近では「日本維新の会」はともかく「日本共産党」との選挙協力を否定する泉健太氏に軌道修正を求めるべく「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を立ち上げるなど、次のステージを見据えた活動をスタートさせています。現状では当面の総選挙は見送られたものの、各選挙区での野党各党が互いに選挙協力体制を構築するには時間が圧倒的に足りない。ですから協議を始めるのは正に“今でしょ”です。そして最後には総理大臣を目指す政治家になられますよう、今後益々の御活躍を期待するとともに今後の政治姿勢に注目していきたく思います。

 

今回は久しぶりの「政治問題」をテーマにしたblogになりました。ですが私のblogは基本、お出かけblogですから会場周辺の光景もお見せし、“お出かけ感”もお伝え出来れば嬉しいですウインク爆  笑チューこちらが上映会会場となりました「松戸市民劇場」。収容人員は332人ですから1700人の「松戸市民会館」よりもコンパクト。ですので7月2日に鑑賞しました「ロイドの要人無用」、観客は50人くらいでしたからこちらの規模で十分でしたニヤニヤ9月にも無声映画会が行われる予定ですが、こちらの会場の方がいいのではニヤリ

JR常磐線&新京成電鉄「松戸駅」西口から真西の江戸川堤防に向かって進む駅前通り。駅西口から200mほどのところにあります「松戸一丁目交差点」辻にあるのが「松戸市民劇場」。松戸駅の中心部にあるのですが、実はわが故郷の松戸市にはタワーマンションがただの一つもありません滝汗全てを調べたわけではないので確かなことは言えませんが、日本全国、50万人規模の人口を持つ自治体でタワーマンションがないのは恐らく松戸市だけではチーンまた駅前通りだというのに中・小規模のマンションが林立しているため商業施設が少なく駅前の繁栄が全くありません真顔わが故郷ながらショボい街ですえーん

ですが松戸市内にはそこそこの観光スポットみあり、遅ればせながら駅前のこの目抜き通りに出来た「松戸市観光案内所」、多くの方に訪れて頂きたいものですウインク