訳あってお籠りを続けている2022年の夏
しかしそれだとお出かけblogが書けない
ということで、こんな機会にとばかりに過去に撮影していたものの中で、まだこの世に開陳していない秀逸な写真の数々(テカソレヲシブンデイウカ😁)
それはblog連載開始の前(拙blogが始まりましたのは2017年の10月です)に撮影したものが多いのですが、新たなテーマ「回想旅行編」としてお届けする事にしました![]()
![]()
昨年1月の緊急事態宣言発令中にUpした「甲州・信州・越後」編、そして前回までアップしていた「福島・山梨」編も併せて
「回想旅行編」にシフトしてお届けさせて頂きたく思います![]()
2010年の春休みシーズンにチャレンジしました「青春18きっぷの旅 回顧編」今回は関西遠征編です
して、この時の「青春18きっぷ」の旅では1枚目の切符は山梨~長野~新潟で、そして2枚目は前回まで4回シリーズにてお届けしました福島~山形(奥羽本線の峠駅)の旅に使用しました。皆さま、御案内の通り「青春18きっぷ」は5枚つづり
あと3枚も残っています。何せ仕事のオフを縫っての、のんびり旅(鈍行列車しか使えませんので
)でしたがそうそう毎週毎週お出かけしているわけにもいかず、ここで一挙に2枚の切符を使う決断を致します
(ってことは、前2回の18きっぷ旅は何れも日帰りでしたのがバレました
) そして今回の目的地は大阪
なにせ、“箱根の山”どころか多摩川を渡って西に行くことは殆どないchu、その昔、20代前半までは「侘」「寂」を求めに京都へ足繁く通っていましたが、社会人生活が忙しくなると長期の休暇が取りづらく(あの頃は、病気以外では「有給休暇」など、取れる時代ではありませんでした
)、最低でも3泊4日で京都に行ってた学生時代とは環境が異なり過ぎた
それに少ない休暇(夏季休暇など元々決まっている連休)を、山登りに使っていたため普通の旅行は出来なくなってしまったのです
しかしそれも昔の話。所謂、「働き方改革」は進んでいまして旅行のために有給休暇を使えるような時代になってきました
がしかし、今回の「青春18きっぷ」を使った一連の旅は全て公休日(この頃のchuの勤務形態はシフト制でした)を使った平日が多かったのですが、今回は大阪に住む知人に会うため土日を使った旅。正確には金曜夜に東京をたち、土曜日に大阪で宿泊し日曜日に帰ってくるというプランでございます
12年も昔の写真を取り出して
、紹介したいものをピックアップしたところなんと480枚近くに
ということで、フツーに考えれば10回シリーズになっちゃいますが
リアル旅ではないのにそれぢゃあんまり
と言うことで、圧縮をしまして、6~7回くらいでまとめあげられればいいなぁと思っているところです
実際の旅は2010年の3月ですので今とは利用出来る交通手段も異なっていますし当時と現在とでは御紹介した場所の景観や状況なども異なっていることが多いかと存じます。あくまでも、“昔話”という程度にてお聞き流し頂けますよう、お願い申し上げます
また、8月下旬にはとある場所でのイベント(花フェス)があり、もし状況が許せばそれをレポしたくも思っていますので、連載の途中に“旬ネタ”が割り込むことも考えられますので予めお断り申し上げます![]()
それでは3月下旬の某日 場所は東海道線の東京駅ホーム 金曜日の深夜でございます(^^)/ そして多分この日に旅をすることは事前に決めていたのでしょう、何故ならこの電車に乗るためには指定席券が必要、しかもそれは発売後、数分で売り切れてしまうと言われたプラチナチケット
今は運行していない「ムーンライトながら」にて一路、西国を目指すchuでありました![]()
そして冒頭、“利用出来る交通手段も異なっています”と記したのはまさにこの電車
「ムーンライトながら」は東京~大垣(岐阜県大垣市)間を結んでいた「普通」夜行電車の後を受け継ぐ形で運行開始された全席指定の夜行列車。「青春18きっぷ」を愛好する方たちの強い味方としてとても重宝されており、その人気の高さゆえに指定席を取ることの難しさも話題となっていた電車です。そして今回のchu旅は土日を使ってのものであり、出発する金曜日の夜発の「ムーンライトながら」、その指定席getはとても難しいものなのです。先に大阪での予定を決めていての予約でしたが、もし指定が取れなければ旅行自体も中止になっていたかもでして![]()
切符獲得には全集中でございました。と言っても、chuが発券機を操作するわけではなく、「みどりの窓口」の係りの方に委ねるしかないのですが、ちょうどひと月前の金曜日の午前9時だったか10時だったか…chu宅最寄り駅のJR常磐線松戸駅では「みどりの窓口」を訪れる人が多すぎるため、発券開始直後に窓口で並べるかどうか極めて不透明(>_<) そのため、あまりお客さんが多くはないJR武蔵野線の東松戸駅の「みどりの窓口」に狙いを定め発券時間ちょうどに申し込みました。“カシャカシャカシャ”って機械を操作し、鉛筆状の、棒みたいのものを差し込んだり抜いたり、ページをめくるかのような仕草をして数分後、“おめでとうございます、予約が出来ました”と![]()
「みどりの窓口」の係員さんも、「ムーンライトながら」の、ましてや金曜発の切符を予約することの難しさを御存知のはずですから、お祝いの言葉を頂いたのです![]()
それでは旅の当日 東京駅のホーム 23時10分発と表示されています![]()
車内の様子 先頭集団にて乗り込みましたのでまだ人が少ない中での車内
に成功しました![]()
今はなき「ムーンライトながら」の説明および終焉の様子はこのように紹介されています👇
ちなみに「青春18きっぷ」を利用された方であれば既に御存知のことと存じますが、同きっぷが利用できるのは1枚につき1日(始発から、その日の最終電車の終点まで)のみ。ですが「ムーンライトながら」がスタートするのは23時10分。で、ここで「青春18きっぷ」のうち1枚目(同きっぷは5枚つづりで11500円(当時)。分割利用や複数人で分け合うことは可能)を使ってしまうとその日の23時59分までしか使用できず、午前0時以降は2枚目の切符を使わなければなりません。そのため、23時10分発の「ムーンライトながら」が日にちを跨ぐ駅までは普通乗車券を購入して乗車するのが一般的です(chuのように東京近郊から旅行を開始される方の場合)。で、日付が変わる地点というのは神奈川県の国府津駅辺りでしたので、日にちを跨いだ最初の停車駅である小田原駅までの、東京~小田原間の切符を購入し乗車しました。そうすれば小田原駅を過ぎた直後から1枚目の「青春18きっぷ」を使い始めることで、当時は2300円(1枚の単価は11500円の1/5)で、なんと九州まで行けたのです
かような利用勝手が極めて良い、快適かつ夜行快速列車だったのですが、「ムーンライトながら」廃止にあたってのJRのパブリックコメントである“お客さまの行動様式の変化により列車の使命が薄れてきた”は、少なくとも「青春18きっぷ」族には、到底受け入れられないものだったのです![]()
こちらは一夜明けた岐阜県の大垣駅 朝の6時前のことです。しかし旅人にとりまして大垣駅は単なる通過点に過ぎません(大垣市民の方、御免なさい🙇)。大垣駅からは、さらに西へと向かう電車がうまい感じに接続されています。しかし「ムーンライトながら」に乗車してきたお客さんの全員分の座席が接続している電車に用意はされていません。てか、「ムーンライトながら」からの乗り継ぎ客の前に、始発電車として入線していますから既に着席されている方多数![]()
![]()
「青春18きっぷ」利用者による“大垣ダッシュ”は、大垣駅に到着した同電車の利用者が、接続電車の「新快速」に残っている座席を求めて階段を駆けあがっていく姿を揶揄した言葉
ま、到着電車に接続している「新快速」に乗る方は、ひょっとしたら近畿を越えて中国、九州地方まで行くことを予定されている方かも知れません。chuはこの“大垣ダッシュ”のことは予め承知していたことと、この日最初の立ち寄り先は京都でしたので、“接続一番電車”に乗る必要はなく、少し余裕を持っての2番電車に乗車しました。なおこれは、前回「青春18きっぷ」の奥羽本線峠駅を目指す旅には使えません。なにせ奥羽本線の在来線は1日に5本程度しかありませんでしたからね![]()
大垣駅は東海道本線の主要中継駅であると同時に旧国鉄の樽見線を引き継いだ第三セクター「樽見鉄道」や「養老鉄道」の中継or基点駅でもあります
残念ながらこれらの鉄道への乗車する機会には恵まれていませんが、こうして駅構内を
していられるのは、大垣ダッシュをせず、2番目の接続電車を利用しているから
時間にしても多分、15分後くらいの電車です(これが奥羽本線の在来線でしたら3時間以上も後になることもあります
)
反対側ホームに停車中の電車は名古屋を越えてさらに東京寄りの豊橋駅まで走行しているJR東海の「新快速」 この「新快速」、最長のものは静岡県浜松市の浜松駅と滋賀県米原市の米原駅との間を最高時速120㎞で結ぶ特車料金不要(したがって「青春18きっぷ」でも利用可能)の快速電車。とっても快適です![]()
大垣駅を出発した「新快速」車窓からの眺め 多分
伊吹山方面…かな
進行方向の右側ですがちょっとわかりません![]()
![]()
![]()
“天下分け目の関ケ原”の古戦場がある関ヶ原駅 ここはまだ岐阜県のようです![]()
そして滋賀県米原市の「米原駅」にてJR西日本の「新快速」に乗り換え 多分、この辺りでの電車は混雑していたと思います。その証拠に写真がない![]()
兵庫県姫路市の「姫路」駅行きの新快速。こちらに乗り換えます(^^)v あ、姫路と言えばブロ友さんがお住まいの場所
お元気ですか
残念ながら今夏の遠征はなくなっちゃいました
せっかく、アドバイスを頂きチケットも取っていたのですが、楽しみは来年に持ち越しです
と言うことでこちらはJR西日本の「新快速」 JR東海と西日本の連携 いいチームプレイですね
しかしそして少なくてもJR東日本と東海とでは、こうした連携はないwな
(どうやらJR東海のお偉いさん(K西Y之さん
)がなんでもJR東日本に対し、過剰とも思えるライバル心を剝き出しにして、利用客の便宜を図るよりも自身のプライドを満足させることを最優先しているって、側聞ですが聴いたこと、あります
)
滋賀県彦根市の彦根駅 駅名表示板を
するだけで精一杯の様子![]()
![]()
(chuが、です)![]()
そして遂に京都へ![]()
京都と言ったら「京都タワー」
って、ニューヨークと言ったら自由の女神
ってくらい、旅人の憧れのシンボル
ですが、若かりし頃には京都に通い詰めたchuでしたが、実は「京都タワー」には行ったことがないの
あ、あとニューヨークにも行ったことはありませんから自由の女神も見たことはない![]()
chuにとりましての「自由の女神」とはお台場にある自由の女神なのであります
そしてこの日の決算
小田原~京都駅間は2022年の運賃で7150円 前日、東京~小田原駅間1520円を支払っていますから結局、1520円+2300円(「青春18きっぷ」の1枚分の単価)+座席指定料金510円で4330円でした。ですので正価と比べたディスカウント率は48%といったところですからめちゃくちゃお得と言うカンジではないですね
これが九州まで行ったのでしたら違ったのでしょうが![]()
そして京都駅の構外に出ました。こちらはメインの中央口。 目の前には京都タワー、そして徒歩圏内には東西の本願寺。浄土真宗の本山であります
ちなみにchuの属する真宗大谷派の本山は「東本願寺」(^^)v 普段は同派に属する近所のお寺さんでお詣りをしているのですが、機会があれば東本願寺を参拝してみたいです![]()
今回は上洛編と言うことでここまで
この後は京都探訪編へと続きます(^^)/




















