永々と連載を続けておりました「佐渡浪漫紀行」シリーズもいよいよ最終回(^^)v chuが実際に佐渡島を訪れていたのが5月22日から24日までの2泊3日の旅でした新潟県に勤務をしながら在新潟中には佐渡を訪れることはなく、しかし何時かは訪れたいとの思いを胸に刻んでん十年念願叶い遂に訪れたのが今回の旅でした 2泊3日の旅とは言っても初日に佐渡に到着したのが15時ジャスト。そして旅の3日目の出港は12時40分。ですから佐渡島島内での活動時間は丸一日と9時間といったところ。こうして最終回を綴るにあたり、もう佐渡訪問後、2か月が経過しようとしていますが訪ねた先々の様子は走馬灯のように頭の中を巡っていきます 最終日のこの日、早朝に宿をチェックアウトし回ってきた場所は、chuが佐渡島の中でも一番行ってみたかった島の最北端エリア👇
そして11時過ぎには両津港に戻り、事故なく無事にレンタカーを返却したのでした。今回の旅ではお土産を全く買っていなかったので少し早めに佐渡汽船の両津港ターミナルに向かいます。すると同じ宿に宿泊していたchuと同じツアー参加者の皆さん、既にターミナルのロビーで寛がれています。いえ、皆さんはこの日はレンタカーがありませんから10時のチェックアウト後に、宿の送迎バスで旅客ターミナルまで送ってもらい、おそらく10時10分過ぎころからこちらにいらっしゃるのでしょう。フェリーが出るのは12時40分ですから2時間30分近くも旅客ターミナルに“足止め”を喰らっているのですから、いやはやお気の毒様です
レンタカーを返却し佐渡汽船の両津港ターミナルに向かいます。するとここには佐渡おけさを踊る御婦人方の像が。初日はフェリー到着後、直ぐにレンタカー屋さんに急行したため気付きませんでした
フェリーターミナルの2階の窓から眺めた大佐渡山脈、金北山方面。下界はこれだけ快晴なのに、山の上はガスっていたりすることは“山あるある”なんですよねお気の毒様です
さてと、お土産を調達しましょう(^^)/ 3日間、島内を南へ北へと移動しましたが、実はまとまってお土産を売っているショップはなく、しかし初日にこの通路を通っていたことから最終日にここで買えればいいや、と思っていました そしてこの“お土産横丁”、とても充実しているのですがとある特徴がありました
というのは通路を挟んでお店の経営会社が異なるのです お土産屋さんの会社は2社なのですが、一つは佐渡汽船を運航している系列会社の「佐渡汽船商事」さん👇
そしてもう一つは「エビス商事」さん👇 取り扱っている商品も価格も全く一緒。ですので客にとりましてはどちらで買ってもおんなじなのですが、商品を陳列しているレイアウトが多少異なるため、客としてはあっちに行ったりこっちに来りと、2つの会社の陳列品を眺めることになります。がしかし、経営が異なるためお会計は別々に。これが実は意外と面倒で、手に取っている品物のうち、こっちは佐渡汽船商事でお会計、そしてこっちはエビス商事でお会計と…。同じ商品を双方とも取り扱っていますから、よほど気を付けないと両社入り乱れてしまうおそれありなんですw
こちらがターミナルの待合室の入り口
こちらが切符売り場です。主催の旅行会社から引き換えクーポンが送られてきていましたから、それを持って窓口で発券してもらいますフェリー切符売り場の窓口、新潟港には自動発券機もありましたが両津港は全て対人の窓口。しかし旅においてはこのレトロ感が堪らないのですコデライネ
こちらはお土産やお弁当の他に軽食ですがお食事処です
こちらはトキのキャラクター 初日の島に到着した直後は全く気付きませんでした
表を眺めているとchuたちが乗船する「ときわ丸」が間もなく両津港に到着しようとするところ やはり船首を前に向けて接岸してくるため船首側のハッチがせり上がって、積載してきた車両を表に出すのでしょう。逆に佐渡から新潟市へと積載される車両は船首側から船内に入り新潟港では船尾側の出入口が開いて船外へと排出されるのでしょう。カーフェリーと言うのは、船の前後に2か所の車両出入口があるのですね(^^)/(chuが自分のでフェリー乗船したのは千葉県の金谷と神奈川県の久里浜を結ぶ「東京湾フェリー」と、青森県の下北半島の脇野沢と津軽半島の蟹田とを結ぶ「下北汽船」、鹿児島県の桜島から鹿児島港までの「桜島フェリー」の3回。そしていつの日か北海道までカーフェリーで行くのが夢なのですが、それは“完全引退”してからの楽しみにとってありますまた次回、佐渡を訪れるとしたら自家用車で来たいですね。でもの運送料金は結構高いみたいです)
搭乗受付は12時20分ころからなのですが、良い席をゲットしたくて早めに並ぶことにします。まぁここで先陣を競って並んでいる人はchuのような“2等船客”なのですw
そして今回乗船するのがこの「ときわ丸」。新造船でして設備が凄く良いとの情報をキャッチしておりますまた、この「ときわ丸」船のキャッチフレーズは“海上の高級ホテルで素敵な船旅を”です
そしてなにゆえ、chuが先陣争いをしてまで先頭グループに拘ったのかといいますと、その理由がこちら👇「ときわ丸」の5Fには誰でも利用できる展望ラウンジがあるのです。「ときわ丸」は6層構造の大型船。そしてこの展望ラウンジの真上が操舵室なのですが、その真下にあるということで視界の向きは進行方向。実は意外と船の進行方向に向かって景色を眺められる船って、そう多くはないんですよ往路で利用した「おけさ丸」にはそのようなスペースはなく、外の景色は両左右か船尾から過ぎ去っていく景色を眺めることになります。ですのでどうしても5F展望ラウンジの中でもいい場所を確保したかったのですしかし両津港ターミナルでchuと先陣争いをしながら船内に入りました他のお客さんはここには来ずてか、多分ご存知ないんぢゃないかなぁ なお2等の(下級国民)船室も「おけさ丸」のそれよりは立派でしたので、多分そちらの“自分のエリア”確保に向かったのかも知れませんchuはここが一番嬉しい席なんです
こちらは船首側 船首を前にして両津港に入港していましたから視界の先にはchuがお世話になりました「アイランドレンタカー」さんが目の前に見えています(^^)/
そしていよいよ出港 新潟港では…あそこはまだ海ではなく信濃川の河口でしたが幅が広くはないため、一旦、川を遡る格好で動き出すと、左舷と岸壁をくっつけて、梃子の原理で船首を右側に振りつつ方向転換したのでしたが、この両津港では港の幅も広いため自動車がバックして方向転換するのと同じく向きを変えていきます埠頭から離れ、楽しい旅の思い出が詰まった佐渡島は離れていきます
5F展望ラウンジの席は確保しましたので、あとは船内探索ですね こちらは1等船室 何でも観光のハイシーズンの時は、カーペット張りの2等船室では横たわることが出来ないと明記されています即ちそれだけ人が乗り込んでいるということなのですが、だとしたら“体育座り”をしながらの2時間30分は厳しいものがありますね ま、そのような時は、ゆったりと行き来したいという方であれば倍近い料金を支払っても、こうして一人一人の横になれるスペースが確保されている1等船室を利用する意味も分からなくはありません。がしかし、今日のこの時間の「ときわ丸」はガラガラという程ではないものの、2等船室でも横たわるスペースは十二分にありましたので、わざわざ倍の料金を支払ってこの席をリザーブされる方はいないわけで、であるから下級国民のchuはこうして船内を探索して、1等船室の様子をに収めることが出来ちゃったわけですこれが、chuをして“自称・Photobloger”を名乗らせているマインドなのてすよ
このパブリックな通路など、ホント、高級ホテルそのものですね
そしてこの先は特別室があるような…行ってみたい衝動に駆られましたが、なにやらノーティスが👇
こりゃダメだ “ちこっと、写真を撮らせて頂いただけなんですが”なんて言い訳はとても通じそうにない ということで、「ときわ丸」が誇る、高級ホテルにも引けを取らないスイートルームや特等船室の写真は、👆にリンクしました「ときわ丸」の御案内サイトからご覧ください
この時間帯のchu、まるでネズミが船内を走り回るが如く(chuはねずみの鳴き声ってか)、あっちに行ったりこっちに行ったりとしています。船の右舷からは佐渡島がずっと見えています。このあたりは内海府。chuが初日に岩首昇竜棚田に向かった際には内海府側を岩首の集落まで南下しましたから、ちょうど視線の先あたりを走っていたのかも知れません
おっと、12時55分発のジェットフォイルが「ときわ丸」の左側から追い抜いていきます。さすがに速いま、その分、料金も3倍近いのですがね
そしてここまで来ると佐渡島の沿岸部はどんどんと遠ざかっていきました
船内くまなく探索していたchuでしたが、ここで一旦、ホームグランドの5F展望ラウンジに戻りました。なお展望ラウンジの外側にある船外の通路(展望デッキ)は出港後と接岸前の30分間は立ち入りが制限されますので最初に船内探索に行くときには表には出られなかった
で、クルーの方に聞いたらつい先ほどから表にも出られるようになりました、と急いで戻ると、もう船外に出ている方が
いやはや、いろんなところを探索していたおかげで先を越されましたなぁ
ここで「chuの気ままなお出かけチャンネル」を2本 離れ往く佐渡島を撮影したものと、「ときわ丸」進行方向真正面の視界の様子です(^^)v
展望デッキからの撮影を終え船内に戻ります。5F展望ラウンジ、眺望も素晴らしくスペースもゴージャス なのになぜ人は来ないそれは多分、このスペースの存在を知らないからだと思いますなにせ、ここに来るためには1等船室の脇の廊下を通って来なければなりません。ですが2等船客はchu以外の殆どの方は奥ゆかしいだから、たとえ廊下とはいえ1等船室の脇を通り抜けることを憚っているんだと思います。また船のアナウンスでも、5Fには誰でも出入り自由な展望ラウンジがあることは、ついに一度もアナウンスされませんでしたから。即ち「情報」を得た者だけが、この素晴らしいスペースと景観を堪能できるという図式であります
そしてこの5F展望ラウンジは6層構造の「ときわ丸」の5階部分。ちょうど黄色線で囲ったあたりがchuが居るところです👇船の進行方向の視界を得られる居室って実は以外に少ないんですよ
暫く佐渡島の沿岸部を眺めていましたが、際に後方に遠ざかっていく佐渡
再び三度めかな船内探索へ(^^)v ここはカーペット敷の2等船室 「おけさ丸」の2等船室よりもぐっと豪華平民2等船客の皆さん、佐渡との行き来は絶対に「ときわ丸」がいいです。てか、佐渡汽船のカーフェリーは2022年5月現在「ときわ丸」「おけさ丸」の2隻体制。それぞれ交互にピストン運航していますから仮に乗船しようとした船が「おけさ丸」であれば一回乗船を見送れば「ときわ丸」になります。しかしそれだと3時間以上、フェリーターミナルに留まざるを得ないですから、予め佐渡汽船のHPを見れば何時の便が「ときわ丸」かはわかりますので、それに合わせての旅行計画を立てられるといいかと思います
「ときわ丸」の屋上部分 日差しを遮るものもなければ椅子もなく、長時間、ここに居るのはちとしんどい
なお👆は「ときわ丸」の船尾にあたるため眺められる景色は後方です。先ほども佐渡島にしたのですが、また出会ってしまいましたなにせ、“日本海側最大の離島”ですから、どデカいんですw
再び船内へ(何べんも船内外とを往復しています)
「ときわ丸」の両舷にある休憩スペース ですがこの椅子もゆったりとしていて座り心地も抜群ですので2時間30分、ずっとここにいても全然オッケーの快適さがあります
下層階へのちょいとゴージャス感のある出入口 自動車を積み込んだ方のみが通行出来ます。また航海中の出入りは出来ないのですが、特別の所用がある場合にはクルーにお申し出ください、との案内がありました。
航路の位置図 航空機の座席にも付いている機種、ありますよね(^^)/ ここでご注目頂きたいのは新潟港に入港する直前に90度で右折するところ。即ち右折する前までは、「ときわ丸」の正面に見えている景色は新潟の中心市街地ではないのです
ジェットフォイルと行き交います
売店 お土産や軽食を販売しています
そしてなんと左舷にて「おけさ丸」と行き交いますこの船、chuが2日前に新潟港から佐渡に向かったのと同時刻のもの。ですから往路もこの場所で新潟港に向かう「ときわ丸」と行違っていたはずですが、その時は全然気づきませんでした。まだまだ修行がたりませんね
真正面の眺望 まだ山の頂には冠雪が見受けられます。この峰々は福島県と山形県の県境にある飯豊連峰
いいなぁ 飯豊山、また行きたいなぁ(なんたって福島県ですからね)
おっと、飯豊連峰を眺めていたら「おけさ丸」はすぐ近くまで来ていました(^^)v
両フェリーとも、17ノット前後(時速換算だと約30㎞)で進んでいますから、自動車で例えれば時速30㎞の車が正面から来る場合、それこそ10秒程度ですれ違います。ただカーフェリーの場合、船体が大きいのでかなり遠くから見えているだけで、行き交う時のスピード感は瞬間です その時の様子を映像に収めてあります(^^)v
さ、だいぶ新潟港に近づいてきました。船尾から後方を眺めるとまだ佐渡島は見えています。大きい上にこの快晴ですからずっと見え続けているのです
現在の船の位置はこのあたり
おっと、大切な場所のもしっかりと 俗に言う“お弁当が食べられるくらい(綺麗だ)”のお手洗い ホント、これが船の中なのかと思われるほど、そこそこのクラスのホテル顔負けの清潔なトイレです(「おけさ丸」のトイレとの違いは歴然です)
そしてここまで来ると本州側の山 弥彦山が見えてきました(^^)/
飯豊連峰です。視界の左側には新潟県と山形県の県境付近にある大朝日岳(山形県)や秋田県と山形県の県境にある鳥海山も見えています。肉眼では何とか確認出来たのですが撮影した写真は雲と混じってしまって不明瞭お見せ出来なくて残念(>_<)
「ときわ丸」の正面から眺められる山の地図。これ、実は「おけさ丸」には掲示されていません。え何故って だって「おけさ丸」には進行方向の正面を眺められるスペースは、少なくとも供用スペースにはありませんから(特等室は入ったことないのでわかりませんが) と言うことで佐渡汽船に乗船しながら、進行方向に飯豊連峰や朝日岳、鳥海山を眺められるのは「ときわ丸」だけだったのです
この後、暫くすると「ときわ丸」は右へと進路を変えるのですが視界の先には新潟市の中心街が望めるようになりました
そして間もなく新潟港へ もうすぐ船は信濃川へと入ります
新潟市には「第9管区海上保安本部」が置かれており、この埠頭には巡視船2隻が停泊しています。左側の船は9管区所属巡視船「えちご」。同巡視船はヘリコプターを搭載できる大型の巡視船で、活躍のフィールドは所属管区内のみならず海上保安庁が国際協力の一環で行っている海賊対策に伴いフィリピン海域に派遣されることがあります。そして横向きに停泊しているのが中型巡視船の「とかち」。そして「とかち」は第一管区海上保安本部内の広尾海上保安署に所属していますので、ここで見かけるのは珍しい。以前、北海道の日高地方を訪れた後に襟裳岬を回ってから立ち寄りました広尾海上保安署。碁盤の目の造りが特徴の広尾、いい街ですね
そして佐渡汽船新潟フェリーターミナルが近づいてきました。ここはもう海ではなく信濃川なのです
いよいよ下船です 無事、chuたちを佐渡に送り届けて頂き、そして快適に新潟まで連れ戻して頂きました「佐渡汽船」さん、本当に有難うございました
ボーディングブリッヂが延びてきます。
タラップが船体に設置されると連結終了
そして急ぎ新潟駅行きのバスに乗り込み、(船が着いた直後のバスでしたのでとっても混んでいました(>_<)ですので写真はありません(-.-) あ、素早く下船しましたのでバスの座席は確保できました) そして画像は新潟駅。「とき334号」に乗車しますので、帰路も再びの“各駅停車の新幹線” ま、旅行社が団体用として手配した切符ですから、今回のような団体ツアーではない個人主体の旅行でありましても、座席の前後左右にはこの3日間の旅で見慣れた方ばかり(当然、相手もそう思ってる)
東京からの折り返し車両かと思ったら反対側(車両基地)から入線してきました。おぉこのボディカラーは見慣れた上越新幹線です(^^)/
そして16時24分 新潟駅を出発しました。新潟~燕三条間を走行中ですが視界の先(左側の山ではなく中央部)にはうっすらと島影が見えています。なんと、新幹線に乗車してからも佐渡島が見えたのでした 素晴らしい快晴に感謝です
そしてこちらは弥彦山 旅を締めくくる最後の写真とさせて頂きます
素晴らしい体験をもたらして下さいました「佐渡島2泊3日」の旅。chuは“佐渡浪漫紀行”と銘打ちその旅程から佐渡島の立ち寄りましたスポットを御紹介して参りました 9回シリーズのため、途中、タイムリーネタ(と言っても「駅からハイキング」と「全日本大学野球選手権」でしたが)を挟みましたので完結までに一か月以上もかかってしまいました こうしてblogを綴りながら今も佐渡島の光景が浮かんでまいります。ありがとう佐渡島また機会があったら是非、訪れたいスポットとなりましたことをお伝えし、筆をおきます