奥多摩は鳩ノ巣渓谷を散策してきました(^^)/ 奥多摩の紅葉狩りは11月中旬からですのできっと今頃が見頃かも知れません…と思ったら、既に落葉期に移行しつつありました(^^ゞ 毎度毎度、筆が遅くてタイミングを合わせることが出来ずにすみません
ですので副題として考えていました“今が見頃か紅葉狩り(^^)/”は使えません
実は、実際にchuが当地を訪れたのは9月下旬
もちろん紅葉の兆しなどはなく、緑がたっぷりの時期でした
まだ半袖て活動出来た陽気の奥多摩・鳩ノ巣渓谷散策を2回シリーズにて御案内致します(^^)v
先ずスタートはこちらから(^^)v JR青梅線で、限りなく終点の奥多摩駅に近い「鳩ノ巣」駅です。
無人駅です。休日ダイヤは昼間、30分に一本程度の電車が通るのですが降り立つ人はほとんどいません。鳩ノ巣駅をベースとした奥多摩周辺の登山コースもありますが、山に行かれる方はもっと早い時間帯に駅に降り立たれていることでしょう(^^)/ この鳩ノ巣駅、無人でローカル感たっぷりではありますが、近くに国道411号線(青梅街道)が通っており、自動車でのアクセスも簡易なため秘境駅ではありません。てか駅前にはセレモニーホールもありますから(^^)/
駅員さんがいないため、乗車証明を手動で発券し、下車駅で精算するシステムです。しかし“あれこれって、下車駅も無人駅だとタダ乗り出来ちゃうんぢゃ
”(もっと地方の、編成が短い列車であれば運転士さんか車掌さんが精算するスタイルだったと思いますが、青梅線は中央快速線と同じ車両を使用し、編成も少し短いくらいですのでそれは困難です)。この顛末についてのエピソードは続編にてお知らせしますね(^^)v
ちなみに鳩ノ巣駅…“遠くに来たなぁ”と、旅行気分を満喫出来るのですが、都心部からは然程離れていません。その証拠に新宿までの運賃は1080円。東京駅まででも1250円です。
ぢゃ、chuの地元からだといくらかな 1420円でした(^^)/ 往復しても3000円はかかりませんね
こちらは踏切から見た鳩ノ巣駅のホーム。単線ですがホームは片側相対式になっていて、列車交換が出来る構造になっています。
こちらは奥多摩駅方面。この付近ではトンネルが連続します(^^)/
駅近くの踏切/いいカンジでしょ
その踏切周辺から これは奥多摩駅から来た上り電車。ほとんどが青梅線のほぼ真ん中にあります青梅行き。立川や吉祥寺、さらにその先の都心部まで行くには青梅始発の快速電車に乗り換える必要があります。なお、6時11分発は東京行の直通電車で、この電車に乗れば東京駅には8時7分(新宿駅には7時54分)到着ですから、都心部までも十分な通勤圏内ですね、さすが東京メトロポリタン
(chuも日勤の時には朝6時には家を出ますからね)
鳩ノ巣駅に停車中の青梅行き電車です。御覧のとおり中央快速線の車両(^^)/ トイレは付いていませんので途中でもよおして来たら下車するしかありませんねぇ しかし平日は昼間、1時間に1本のダイヤ帯もありますから、沿線住民の方にとりましては“是非、トイレ付車両を”との願いが出されているかも知れませんね
で、今まで鳩ノ巣駅を中心に綴っておりまして、chuはあたかも青梅線を使ってこの地に来たかのような書きぶりになっちゃいましたが、chuのお出かけは基本は鳩ノ巣駅の北側に町営の無料
があります(^^)v ただ、一昨年訪れた時は日曜日の午前中でしたが満車となっており、空きスペースが出るまで暫し待ち時間があったことを思い出しました☞https://ameblo.jp/chu008/entry-12328527332.html
確か、ここで時間を喰っちゃったので鳩ノ巣渓谷の全コースを歩かず、喫茶「ギャラリーぽっぽ」にて紅葉が綺麗な渓谷美を見ていたんだっけ(^^)/
このは、都心方面から来る場合、鳩ノ巣駅を過ぎて最初のトンネルの手前を右折します。頭上は青梅線のアーチです。YouTubeにUpして下さった方がいまして、こちらにシェア(^^)v☞https://www.youtube.com/watch?v=1ro8YbJ_eAY
それでは鳩ノ巣渓谷に進みましょう(^^)/ トンネルの手前を左折します。
目印は「はとのす荘」。ここ、渓谷から見上げると客室がオーシャンビューならぬ渓谷Viewでして、きっといい眺めだと思われます。そして温泉のようですよ(^^)/☞https://www.okutamas.co.jp/hatonosu/
国道からは一気に下ります。眼下には吊り橋が見えますね(^^)/
こちらは前回訪問時に立ち寄りました「ギャラリー ぽっぽ」☞http://www.gallerypoppo.com/
店内の様子は☝にリンクした拙blogをご参照ください(^^)/ 今回は立ち寄りませんでしたが、ここのママさん、凛とした毅然とした、
否、し過ぎた方で、お客さんに対してもとてもシビア(^^ゞ
利用者さんの感想も…様々ですな☞https://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1121131-d7475439-r399083702-Gallery_Poppo-Okutama_machi_Nishitama_gun_Tokyo_Prefecture_Kanto.html
その片鱗はこんなところにも現れてたりして👇 まぁ言わんとすることは分かりますが、たまたまお財布には万札しかないってこともあるでしょぅに、“ご協力下さい”のくだりがあるので、それで十分だと思うのですが、この看板見たら
入りたくなく入れなくなっちゃいますからね
さて、「ギャラリーぽっぽ」の前には多摩川にかかる吊り橋があり、そこからの風景がいよいよ“THE 渓谷”なのであります(^^)/ 鳩ノ巣駅からここまでは徒歩で10分程度ですので、ここから東京駅周辺や新宿副都心も毎日の通勤圏内なのですよ
そして、紅葉の季節には色付きが見られるのでした(^^)/9月ぢゃ早すぎたけど
ここが吊り橋です。
吊り橋を渡り、右側に降りるとゴツゴツとした、非常に足場の悪い箇所が続きます。ルートが岩場なのですが、滑らないように慎重に進むと、ちょっと振り返ると先ほどの吊り橋が見えて、ここからのSceneも中々のものです
石畳の中を、清流はかなりの速度で流れ落ちます。
岸からせりでた岩に乗り、吊り橋を こちらなんか、Super shotぢゃぁ、ありませんか
左側の建物が、先ほどリンクさせて頂きました「はとのす荘」。これらのお部屋からであれば居ながらにして眼下の渓谷美が眺められますね(^^)/
さらに先に進むと釣り人が(^^)/
実はここから先には次に御紹介するダムがあるのですが、魚が遡上してくるらしいのです。皆さん、それを狙っているのでしょう、ハヤやニジマス、それになんとヤマメも棲息しているようです。釣り人の装備は重装備達人と見ました
そしてこの付近からは急斜面の連続の直登。たっぷりをかきました
すると急に平坦な広場に出ました。ちょうど遠足の下見に来ているのであろう数名の学校の先生(会話の中身と、中学校名がプリントされたお揃いのTシャツを着ていましたので)と思しき方が休憩してました(^^)/
さらに進むと「白丸ダム」に辿り着きました。ここまでのルートをおさらいすると、「ギャラリーぽっぽ」の前の吊り橋を渡り、右折した後は足場がとても悪い岩場のルートが続きます。その後、川べりから離れて土手を直登する急こう配の道を進みますが、しんどいのはここまでで、☝の広場に出てしまえばあとはアップダウンは殆どない快適な散策路となります。なおこの多摩川には、ここからさらに10km弱、西に進むと奥多摩湖にある大規模な「小河内ダム」があるのですが、多摩川二つ目のダムであるこの「白丸ダム」はあまり多くの方には知られていません。「白丸ダム」☞https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E4%B8%B8%E3%83%80%E3%83%A0
ダム自体は小規模のため特筆するものはないのですが、しかし実は新しい“秘密兵器”が出来ていたのです それは「白丸魚道」と呼ばれる、お魚さんが下流域より上流に遡上するための専用の通路。これはダム建設によって阻まれた魚たちの遡上を可能にするために造られた施設で、夏休み期間中や土日等であれば内部の見学も出来ます。設置は平成13年ということなので新しいものでもあり、そのシステムにも期待が持てますね(^^)/(施設見学可能の日は別途、御確認下さい)
ダム堰堤から見下ろした図です(^^)/ この写真はわかりやすいように加工しましたが、下流域より遡上してきましたお魚さんは水色のダム壁面にて行き止まります。ダム壁の高さは30mですので魚道が新設される前は、多摩川の魚の遡上はここが終点でした。“さぁ困った”行き場を失ったお魚さん、しかし
と気付いた
(平成13年以降です
) ピンクで丸囲みした部分が新しく造られた魚道の入り口でして、赤の矢印に沿うように階段状の石段を必死で跳ね上がりつつ、一段一段、駆け上がるのです
そしてこの階段部には“コの字”型で出来た囲いがあるので飛び跳ねて疲れたら、お魚さんはこのコの字型の潮だまりならぬ休憩スペースにてお休みすることが出来るのでした
階段状の水路(魚道)は、両脇には水が流れ落ちてきますが一段ずつ、その中央部分にはコの字型の構造物があるのです(^^)/
白丸ダム魚道の詳細図がこちら👇 2枚上の写真、赤い矢印で階段の上まで登り切ったお魚さんは、今度は暗渠部分を通るのですが、その通路も施設がオープンしている日であれば内部に入り見学出来ます(^^)/
施設の入り口はこちら。先ほどの堰堤から階段でひとかいて上がったところにあります。国道から少し入った場所ですので少々わかり難いかもですが、ここにも無料の
があるので付近の散策には利用出来そうです(^^)/
入り口には奥多摩界隈の観光パンフと、あと、今、流行りの「ダムカード」もありました では出発です(^^)v
先ほど、堰堤から眺めた赤い矢印で示した魚道、その終点は樹木の中に消えていきましたが、あそこから暗渠になるのですが高度的には、今、chuが建っているこの場所のかなり下になるはずです。“あ、やっぱり
” このように、らせん状の階段がずうぅぅぅぅっと下まで続いています
もちろん、エスカレーターやエレベーターはありませんよ
そして下から真上を見上げた図
こちらが魚道。右奥は、白丸ダムの上にあります白丸湖の湖面です。ダム壁面で行く手を遮られたお魚さんはジャンプしつつ、この水路を通って右奥に進むのです(^^)v
そして反対側の最深部が、赤い矢印で示した魚道の階段状の終点から暗渠に入ったところです。長さは数百メートルにも及ぶため肉眼では確認できないですね
赤い矢印で示した魚道の終点=暗渠の入り口は、このずうっっっと奥になります。しかし残念ながら、chuはこの日、この魚道を通り遡上していくお魚さんを確認することは出来ませんでした
そしてこちらがダム上部にあります白丸湖。白丸ダムが建設されたことにより誕生した人造湖ですが、モスグリーンの湖面が神秘的です(^^)/ 魚道を通って来たお魚さんは晴れてこの穏やかな湖面でゆっくりと休憩することが出来るのでした(^^)v ただ、ちょいと不思議に思ったのは、白丸魚道の完成&運用は平成13年からですが、白丸ダム自体は昭和38年完成ですので、ダム完成後、40年近くはお魚さんの遡上の終点はこの白丸ダムでした。また、さらにこの魚道を造ったことで遡上できたとしても、10㎞先には小河内ダムがあり、小河内ダムは巨大で魚が遡上するための施設はありませんから、せっかく来ても遡上を試みるお魚さんが奥多摩湖や、さらにその上流域の山梨県小菅村、丹波山村まで辿り着くことは不可能です。ま、何れそのうち、小河内ダムにも遡上のための魚道が造られるかもの、壮大なプロセスの一環として造られたものなのかも知れませんが
神秘的なモスグリーンの水を湛える白丸湖は、湖面を使った各種スポーツの拠点のようです(^^)/
白丸ダムと白丸魚道の見学を終えましたchu、この後も白丸湖畔を散策します(^^)v この付近の道は平たんでとっても楽ちん 正面に見えているのが白丸ダムで、手前が同ダム完成により堰き止められたことで出来た白丸湖。前述しました通り人造湖です。ですが、この湖がまた、イイんだな
次回に続きます(^^)v