花の色 / 詩曲:松澤春奈



変わった形の石を探しているけど
僕にはどれも同じに見えてしまうんだ
ギュッと握った手の中に隠しているもの
一度だけでも良いから見せてくれないかい

長いでこぼこの道
君は駆け抜けていく

世界中の花を集めて
好きな色を選んで見せてよ
ありのままで

地平線の向こう
あの町の鐘を鳴らす君は
今もこの地球(ほし)で同じ空を見ている


変わった形の石を探していたけど
僕にはどれも違って良く見えた
この中からひとつ選んで飾ってみるのも
別に悪くないけどそのままにしておこう

形あるものに順位付けするのは失礼だ

素直なままでいい
そう言って笑ったのは君だよ
だから ありのままで

頬が熱くなった
堪らず目を閉じた

君は今もこの地球で同じ空を見ている


どの石にも負けないような輝きで
光っているように見えたものでさえ
時代の流れに飲み込まれていたの
今になってやっと気付く 負けないように

世界中の花を集めて
好きな色を選んで見せるの
ありのままで

素直なままの自分
君はまた握りしめていますか

僕もこの地球で同じ空を見ている
同じ空を見ている