万引きやお金を盗るのは「愛の欠乏」が原因 | 悩みの根源を成仏させる地に足着いた心理学。

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心理学・森羅万象を創る正負の法則・量子力学をもとに、起きている現実から認知の歪みを紐解き、新時代を思い通りに生きる地に足着いた方法を提案します。

こんにちは。高橋ゆりこです。

 

ようやく、カホコ熱が冷めつつあります~。

 

 

だけどもう少しだけ「過保護のカホコ」記事続きます(笑)

 

28記事めだぜ爆  笑

 

30記事がやめどきかな 笑

 

 

「過保護のカホコ」の登場人物に、

 

幼い頃から喘息があり、体が弱いカホコのママの妹(次女)

 

「環ちゃん」という人がいます。

 

 

彼女には、子どもの頃から盗癖があり、

 

大人になっても万引きが辞められない、ということを、

 

7話でカホコに告白します。

 

 

自分のカバンの中に入っていた、

 

値札が付いたままの商品をカホコの前に並べて、

 

環ちゃんは、こう話しました。

 

全部、わたしが万引きしたの。

実は若い頃からずっとやってたの。

 

今日みたいに発作が出ると、何で自分だけ辛い目に遭わなきゃいけないんだってストレスが貯まって

 

もうやらないって思ってても、いつまで経ってもバレないから、やめられなくて。

 

でも結婚する前に初めて見つかって、二度としないって約束したら、家族にも内緒にしてくれるって。

 

もうこんな真似はしないって誓ったのに。

 


物を奪う行為。 

お金を奪う行為。

 

このような、他者の財産を奪う行為は、

 

今の時代において特殊なケースにおいて、

(内戦地域や社会主義などで国が貧しいなど)

 

「本当に生きるために必要」である場合を除き、

 

「心が満たされていない状態」のときに起こります。

 

 

環ちゃんの盗癖や万引きのケースで当てはめると、

 

 

「もうやらないって思ってても、いつまで経ってもバレないから、やめられなくて。」

 


頭ではやめたいと思っていても、

 

心が満たされていないので、

 

衝動的に「これが欲しい」とよぎって思わず盗ってしまう。

 

 

環ちゃんは、商品を買うお金は持っています。

 

夫のまもるおじちゃんは、警察官だしね。

 

だから、買うお金がなくて、盗ってしまったわけではない。



環ちゃんは、自分の心の穴を埋めるために、

 

モノを盗んでその穴を埋めようとしているのです。


でも、いくらモノを盗んだって、その穴は埋まらない。

 

その穴を満たすことができるのは、

モノでも、お金でもなくて、お母さんの愛だから。

 

 

そして、お母さんの愛は、

 

お母さんにどれだけ愛されてきたか?ではなく、

 

「わたしはお母さんに愛されている。」

 

自分で自覚することでしか、受け取れないのです。


どれだけ愛されても、受け取ることが出来なかったら、

 

愛されていると感じることはできないのです。



環ちゃんは、

「いつまで経ってもバレないから」と言っていました。

 

 

本当はバレたい。

本当は誰かに止めて欲しい。

そう思いながらも、やめられない。


もし、バレたとき、

 

「こんなダメなわたしでも、愛してくれますか?」

と、愛を確認するための行為でもあるのですね。


では、環ちゃんはなぜ「愛の欠乏」を起こしているのでしょう?

 

 

9話で、ばあばが亡くなる直前に、

 

娘3人ひとりひとりに向かって、謝るシーンがあります。

 

そのとき、ばあばは、環ちゃんにこう言いました。

 

ごめんね。環。

あんたのこと、弱い体で産んじゃって。


 

ばあばは、環ちゃんを弱い体で産んだ自分のことを、

 

ずっと責めてきたのだ、ということが分かるシーンです。


きっとばあばは、環ちゃんのことを、

 

とても心配して心配して育てたのだと思います。

 

 

体調を崩さないだろうか?

 

喘息の発作は出ないだろうか?


ばあばは常に、環ちゃんに対して、

 

心配というマイナスに作用する愛のエネルギーを向けていた。

 

 

親がすごーく子どものことを心配すると、


子どもは、すごーく親を心配させることをします。
 

 

現実を構成する要素はいくつかあるのだけれど、

 

強くイメージしたモノは、現実化します。


「子どもを常に心配している状態」とは、

 

「子どもが心配な状況に置かれていることを、常にイメージしている状態」です。


それだけ、常に強く脳にイメージしていたら、

 

そのイメージは潜在意識にしっかりと刻み込まれてしまいます。

 

 

〇〇になってほしくない。

〇〇になったらどうしよう。

 

 

〇〇になることを否定しているつもりですが、頭の中のイメージには、

 

 

〇〇になっている状態

 

が、ずっとイメージされています。

 

 

それを、どんなに言葉で打ち消そうとも、強くイメージしているものが潜在意識には、刻み込まれるのです。

 

 

そのため、おそらく環ちゃんは、

 

しょっちゅう体調を崩し、しょっちゅう喘息の発作を起こしていたのだと思います。

 

 

さらに、ばあばは環ちゃんに対して、おそらく

 

 

体調を崩さないように、わたしが気をつけてあげなきゃ。

 

喘息の発作が出ないように、わたしが気をつけてあげなきゃ。

 

 

という、コントロールのマイナス意識も向けていたと思います。

 

 

子どもが持っている本来の力を信じることよりも、

 

 

わたしがどうにかしてあげなきゃ。

 

わたしが助けてあげなきゃ。

 

という意識が、先に立ってしまっていたのではないかな。

 

 

心配も、コントロールも、母の子どもに対する愛ゆえです。

 

でも、悲しいかな、マイナスに作用する愛のカタチでは、

 

「愛」として子どもの心には届かないのです。

 

 

おそらく環ちゃんは、自分のことを、

 

 

わたしは母親に心配をかける存在。

 

わたしは母親を悲しませる存在。

 

わたしは母親を不幸にする存在。

 

 

だと思って生きてきたのだと思います。

 

 

そんな環ちゃんの思いが伺い知れるシーンがあります。

 

 

6話で、3姉妹が縁側で子どもの頃の話をするシーンです。

 

そこで、環ちゃんは、こんなことを話しています。

 

みんなは、ホントのわたしを知らない。

わたしはいい人なんかじゃない。

 

こころの中で2人のこと何度も殺したことある。

 

わたしがぜんそくでこんなにも苦しんでるのに、二人は楽しく遊んでて、ふたりまとめて死ねーって何度思ったか!

 

ずっと結婚しなかったのも、すっごいステキな人を見つけて二人を見下してやろうと思ったから!



環ちゃんは、自分のことを母親を不幸にする存在だと思っていた。
 

それに比べて、姉の泉ちゃんや妹の節ちゃんは、

 

母親を幸せにしてあげている存在に見えた。


だからこそ、お前らなんか死ねーーって思った。

 

 

2人を見下せるくらいステキな人と結婚出来たら、

 

自分も母親を喜ばせてあげられる、

 

自分も母親を幸せにしてあげられる存在になれる。

 

そう思っていたんだろうね。


切ない・・・。



愛を受け取るには、

 

受け取る側が自覚することでしか受け取れないのですが、

 

愛を贈る側にも、受け取ってもらえやすくするコツがあります。

 


それは「形(接し方 言葉)」ではなく「意識」です。


子どもに、愛を愛として届けるためには、



母親としての責任を果たす 
良い母親になる
きちんと母親らしくする
子どものために○○をする
子どもに対して、○○をするべき、してはいけない


このような制限を、自分の中から外す必要があります。


なぜなら、これらの制限はすべて、子どもへの愛ではなく、

自分を守るため、の制限だからです。


自分が、攻撃されないために、

 

攻撃をされたときの防御の材料にするために、

 

これらの制限を課しているんです。


9話で、ばあばは亡くなる直前、

 

娘たちに何度も謝りながら、こう言っていました。
 

ねえあたし。
あたし、ちゃんとやってこれたかしら?
良い母親だった?
ごめんねー。ごめんねー。ごめんねぇ。ごめんね。
あたしダメな母親なの。


 

ばあばは、

 

「この家にお嫁に来た時、すっごく大変だった」

 

と何度も言っていました。

 

だから、攻撃されないように、攻撃を防御できるように、

 

ちゃんとやろうと、良い母親であろうと、

 

ばあばは、ずっと頑張ってきたんだね。

 

 

そのために、目に見える物理的な結果を求めすぎた。

 

家族で集まることにこだわったり、

 

美味しい料理や家を整えることにこだわったり、

 

ちゃんとしていること、良い母親でいることにこだわったり、

 

してきたんだろうね。

 

 

そういうこだわりを少し緩めて、

ばあば自身の心が満たされることへ、

 

もっともっと目を向けてあげて欲しかったな。

 

 

家族のために役に立とう。

 

家族のために何かしてあげよう。

 

ではなくって、

 

ばあば自身のために、エネルギーをもっと向けてほしかった

 

 

ばあば自身の心が満たされれば、

 

自動的に、子どもの心も満たされる。

 


かわいそうなお母さん。

わたしのせいで不幸なお母さん。

 

ではなく、

 

幸せなお母さん。

わたしのおかげで幸せなお母さん。

 

 

と感じられる姿を、子どもに見せてあげることが、

 

母親が子どもに愛を届ける、一番の方法なんだよね。


ここで大切なことは、

ばあばの子どもの愛し方が間違っていた、

 

ということではありません。

 

 

カホコのばあばの愛は、

 

マイナスに作用する愛が多かったけれど、

 

いつか必ず環ちゃんに届きます。

 

 

たーくさん母親から愛されていたことに、

 

ばあばはずっと幸せだったことに、

 

環ちゃんが気づいた瞬間に、どっかーんと愛が降り注ぐ。

 

その瞬間、環ちゃんの世界はぐるんとひっくり返る。

 

 

心の穴は愛で満たされ、「愛の欠乏」はなくなり、

 

盗癖も万引きも、もう二度とすることはなくなる。

 

 

環ちゃんには、近い将来、必ずその機会が訪れると思う。

 

 

環ちゃんは、

 

愛が欠乏している状態を長く体験することで、

 

愛というものが、ここに確かにあると知った時の、

 

大きな喜びや感動を得ることが、魂の目的なのかもしれないね。

 

 

愛を手に入れる大きな感動を体験するためには、

 

愛がない状態からスタートしないと、その体験は得られないから。

 

 

環ちゃんは、カホコと生い立ちは全く違うけれど、

 

でも、カホコと同じように、

 

環ちゃんに関わる周囲の人々に、

 

愛をたくさん配る人になっていくような気がするよ。

 

 

 

心理学的に細かく分析した「過保護のカホコ」記事。

 

10話完結なのに、現段階で28記事もあります(笑)

 

過保護のカホコでテーマ分けしてありますので、

 

興味がある場合は、ぜひぜひ読んでみて下さいね~

 

 

 

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