はじめくんの優しさのもと | 悩みの根源を成仏させる地に足着いた心理学。

悩みの根源を成仏させる地に足着いた心理学。

夫婦、親子、恋愛、お金、仕事。
起きている現実は100%自分の潜在意識を映す鏡です。
心理学・森羅万象を創る正負の法則・量子力学をもとに、起きている現実から認知の歪みを紐解き、新時代を思い通りに生きる地に足着いた方法を提案します。

こんにちは。高橋ゆりこです。

 

相変わらず、カホコロス中でございます~。

 

 

まだまだ「過保護のカホコ」記事続きます(笑)

 

24記事めだぜ。

 

 

今回は、全10話を通して描かれていた

 

「麦野初くん」

 

 

という人物にフォーカスします。

 

 

はじめくんが7歳の時、ある日朝起きたら、

 

母ひとり子ひとりだったのに、理由も知らされないまま、

 

母親が、自分を置いて居なくなりました。

 

 

その日から、はじめくんは、母親が出て行った理由を、

 

 

俺がバカみたいに絵ばっかり描いて、

 

高い絵の具を沢山使うような子どもだったから。

 

だから、俺は母親に捨てられたのだ。

 

 

そう信じて、歯を食いしばって、ひとりで生きてきました。

 

 

俺には家族なんていない。

 

愛なんて信じない。

 

 

母親が居なくなってからずっと、

 

そう、自分に言い聞かせて生きて来たのだろう。

 

 

でもね。

 

2話でカホコから、

 

 

「麦野くんはどうして画家になろうと思ったの?」

 

 

と聞かれたとき、はじめくんは、こう答えています。

 

 

「昔から絵が好きだったし、

 

将来世界一の画家になれるよって言われたから。」

 

 

「え?誰に?」

 

と、カホコに聞かれて、

 

はじめくんは、別の話題に変えて誤魔化しますが、

 

 

「世界一の画家になれるよ」って、はじめくんに言ってくれたのは、

 

はじめくんのお母さんです。

 

 

5話で、いつも持っている赤い絵の具に絡めて、

 

カホコに母親について話した中に出てきました。

 

 

 

はじめくんは、お母さんのこの言葉をずっと大切にして生きてきた。

 

 

いつか世界一の画家になれたら、

 

自分の絵が、お母さんの目に触れるかもしれない。

 

そうしたら、会えるかもしれない。

 

そんな風に、思っていたのかもしれないね。

 

 

「過保護のカホコ」の前半のはじめくんは、結構ゲスいです。

 

カホコに対しても、あざとい面がチラチラあります。

 

 

でも、第1話で出会ったときから、

 

はじめくんは、カホコの言葉を丁寧に聞いてあげています。

 

 

カホコは、理解して咀嚼して納得するまでに時間がかかります。

 

だから、自分の考えや気持ちを、

 

言葉にするまでに時間がかかるのです。

 

 

だけど、そんなカホコに、はじめくんは、

 

畳みかけたり、言いくるめたり、遮ったりしません。

 

 

カホコが気持ちを言葉にするのを待ちます。
 
カホコが感じている気持ちを、丁寧に引き出します。
 
  
はじめくんは、カホコが困っているとき、
 
 
お前はどう思ってるんだ?
 
お前は何がしたいんだ?
 
お前はどうなりたいんだ?
 
 
と、優しく根気よくカホコに問いかけています。
 
 
カホコが自分の気持ちを言葉にできるまで、
 
はじめくんは、根気よくゆっくり待っていました。
 
 

カホコが電池が切れて寝てしまったら、

 

放置して逃げずに、毎回、おんぶして家まで送り届けていました。 
 

 

いとちゃんに元気になってほしいと願うカホコのために、

 

入院先に行って、初対面のいとちゃんと話をしました。

 

 

カホコに突然告られた翌日、

 

きっと会いに来るであろうカホコに対して、

 

どういう言葉で断ったら、カホコがなるべく傷つかないか?

 

あれこれ苦悩していました。

 

そんなはじめくんの姿には、誠実さと優しさが溢れていました。

 

 

カホコママに攻撃されても、

 

めんどくさい親戚の中にぶっこまれても、

 

カホコのために、それを全部受け入れています。

 

 

じいじの詩吟を、しっかりと真剣に聞いてあげたのは、

 

カホコのパパとはじめくんだけです。

 

 

ばあばが亡くなって、じいじが行方不明になったとき、

 

お家の中を探しながら、

 

「じいじ~ って呼んですみませ~ん。」

 

「たもつって呼んでいいですから、出てきて下さ~い」

 

と言いながらじいじを探していたところにも、

 

はじめくんの人柄が表れていました。

 

 

はじめくんは、愛情深くて、コミュ力が異常に高い!

 

 

施設に居た色んな子や、沢山のバイトの中で出会った人。

 

様々な人たちとの出会いの中で、

 

コミュ力が磨かれていったんだろうね。

 

 

はじめくんの絵の才能が発揮されるのは、

 

抽象画でも風景画でもなく、人物画を描いたとき。

 

 

自分の内側に持っているものと共鳴するもの。


自分と周波数の合うモノ。
 

それに出会えたとき、魂がもの凄く喜ぶ。

 

 

だから、その人の姿に感動して描いた

 

はじめくんの人物画は、観た人のこころを揺さぶるんだ。

 

 

それは、はじめくんの内側に、愛が詰まっている証。

 

 

はじめくんは、ことあるごとに、

 

家族の愛なんて信じない。と言っていた。

 

 

でも、8話で、お母さんが出て行った理由は、

 

はじめくんを捨てたのではなく、

 

はじめくんの未来を守りたかったからだったと分かってから、

 

はじめくんは、それまでとは大きく変化しました。

 

 

はじめくんは、

 

素直に泣き、素直に笑い、素直に思いをぶつけ、

 

素直にカホコのことを受け止める。

 

ものすごく、まっすぐに愛情を表現するようになります。

 

 

 

わたし、思うのですけれど、

 

人の心の中には、愛情がストックされているタンクがあって、

 

そこが満たされていると、人に愛を配ることができる。

 

そういう仕組みになっているんじゃないかな?って思うのね。

 

 

そのタンクにストックされている愛情は、

 

自分の両親や家族や出会った人たちとの関わりの中で、

 

自分自身が貯めて行くもの。

 

人に貯めてもらうのではなく、自分が貯めて行くもの。

 

 

関わりの中で、相手に対して愛情を感じて、

 

わたしの居場所がある。

わたしはここに居ていいんだ。

わたしは生きててもいいんだ。

 

って、体感をすることで、貯めることができる。

 

 

どれだけ愛されたか?ではなく、

 

愛されているという「自覚」だけが、

 

自分の愛情タンクに愛を貯めることができる。

 

 

お母さんが居なくなるまでの7年間。

 

はじめくんは、

 

お母さんの沢山の愛情に触れて育ったんだと思う。

 

 

そして、そのあと引き取られた施設でも、

 

園長先生たちの沢山の愛情に触れて育ったんだと思う。

 

 

「母親に捨てられた」

 

という思い込みによって、

 

はじめくんは、頭では認めていなかったけど。

 

 

愛なんて信じないって、自分に言い聞かせながらも、

 

まだ、母親に捨てられたと信じていた時も、

 

一生懸命でまっすぐなカホコには、

 

はじめくんは、愛情をもって接していました。

 

 

それは、はじめくんが、愛されて育った人だからに他ならない。

 

 

居なくなるまでのお母さんが、

 

とても大切に自分を愛してくれた記憶があったから、

 

そんな母親に捨てられた自分が許せなかったのかもしれないね。

 

 

はじめくんの愛情のタンクは、ちゃんと満たされていました。

 

でも、自分では、そこに愛なんてないって思い込んでいて、

 

蓋を自分で閉じていただけなのです。

 

 

カホコのまっすぐでひたむきな一生懸命さに触れると、

 

その蓋が、自然と開く。

 

 

はじめくんは、

 

うざいのに、面倒くさいのに、

 

どうして、自分がカホコに優しくしてしまうのか、

 

自分でも分からなかったんだろうな。

 

 

カホコのまっすぐでひたむきな一生懸命さが、

 

はじめくんの心の蓋を開けるスイッチを押していたんだろうね。

 

 

自分が愛されているってしっかりと自覚するだけで、

 

自分の中にある愛情タンクが満タンになり、

 

周囲に愛を配りたくてたまらなくなる。

 

 

愛されていない人なんていません。

 

気づいていないだけだよ。

 

自分に向けられている愛に気づいたら、

 

 

はじめくんは、カホコそっくりなおせっかいな人になった(笑)

 

 

カホコは特別な子じゃない。

 

わたしの中にも、あなたの中にも、

 

はじめくんの中にもカホコはいた。

 

 

愛があったと自覚するだけで、

 

心の中の愛情タンクが突如満タンになって、

 

自分の中のカホコが、目を覚ますよ。

 

 

 

心理学的に細かく分析した「過保護のカホコ」記事。

 

10話完結なのに、現段階で24記事もあります(笑)

 

過保護のカホコでテーマ分けしてありますので、

 

興味がある場合は、ぜひぜひ読んでみて下さいね~

 

 

 

宇宙の法則&ブロック解消(UMI)完全マスターコース7期は、11月27日募集開始、2018年1月開講決定しましたキラキラ

 

基礎講座は1月17日〜21日を予定しております。

 

 

ブロック解消!悩みの根源成仏カウンセリング
 9月は満席。10月は残1です。

 

★無料メールセミナー
「大切にされる妻になる魔法の言葉(全10通)」1週間に1回メールが届きます。
【現在1408名ご登録頂いています】  

 

FBフォロー受付中ハート

日常のリアルすぎる高橋ゆりこのつぶやきが流れてきます(笑)