もう嫌だ

と言えたらどんなにラクだろう。

相変わらず心のキャパが狭くて困る。



高齢、認知症…

おじいちゃんの言うことは

ある意味、真面目に聞いちゃダメだってわかってるけど、

ちゃんと対処しないと怒り出しちゃうから悩む。

でも幻覚と幻聴にどう対処すればいいかわかんない。

最近になって急に悪化のスピードが早くなったし。

今日は朝からまともな受け答え1つもないし。

今は、さっきからずっと手を動かしてて…

梅とどんぐりを煮詰めてるらしい。

もちろん何もない。

こーゆーの、勝手にやらせておけばいいのかな。





さて、今日も1日生きますか。

頑張りましょ。
吐きたいのに吐けない。

苦しい。



忘れた頃に、またやってくる不安を

きっとこの先も味わうんだろう。

あいにく、心が狭いもんで。

予感はしてた。

だから蓋して、探りたくもなかった。

女の勘とはツライもんだ。

的中しちゃうとこが、救えない。





今日も明日も、1年後も10年後も…

忘れることなんてないよ。

なかったことになんてできないから。

記憶力は、悪いほうではない。

それがいいときもあれば、悪いときもある。



あたしは、好きだから。

飽きられないように、頑張るから。

それでもダメだったら



許さないから。
あの公園にも、桜が咲き始めた。

地震やら、開花が遅いやらで、

気づけば3月は終わってた。

泣かなくて、済んだ。

というよりも、忘れてた。

それだけでもまたほんの少し、前に進んだと自分を褒めてみる。

まぁこの時点で思い出してるから、なんとも微妙なんだが…。





あの公園には、よく行くようになった。

子供が気に入ってるし、近いし。

でもあたしは、絶対にベンチには座らない。

座ったら、笑顔も涙も全部思い出しそうだから。

今よりもっと、記憶が溢れそうだから。



おかしいよね。

まさかあの公園にこんなにもまた行くことになるなんて。

しかも、あなたとは違う人の子供を連れて。

あの頃は想像もしなかった。

…おかしいよね。

まだこんなこと言ってる。



もう、やめよう。

たとえずっとこんなこと言ってる自分でも、

ちょっとずつ進めてる。

もう、やめよう。

やめられないのはわかってるけど、

言うだけならタダだよね。

言うだけ言わせて…。
まだあたしは捕らわれている。

今日という日に。





バレンタインには2日早いけど

チョコ作ろうか…





『好きです、

付き合ってください。』
あいつなら気づくはずだ。

あたしが見るよりも先に。



心臓が一瞬止まった。

なにかで刺された気分だった。

すぐに嫌な感情が胸から溢れて吐きそうになった。





地味に引きずる、哀しみ。



一瞬のあの横顔が

ずっと脳に染み付いて離れない。