むかし、上司に言われたことをおもいだしました。
「なぜ、人間は一週間、一か月、一年を決めたのか」
それは、
節目を作らないと、
時間が流れてしまうからだ。
と。
今回、30歳というの節目に、
この10年でできることを考えました。
今回、震災があって、パートナーと
「うちになにか提供できるものはないか！」
と話し合ったのですが、
見事になにもありませんでした。
ひと、もの、おかね。
ヒト：
うちの会社は、２人しかいなく、
しかも現場で役立ちそうになさそうなもやしっ子２人。（私とパートナー）
モノ：
震災時に、活躍してくれそうにないピアスキャッチのみ。
（通常時にはとってもお役立ちアイテムですよ！）
オカネ：
残念ながらあまりない。
でも
twitterで糸井 重里さんが、寄附の額として、
「自分を３日間雇えるくらいの金額としてはどうか」
と仰っていたので、
自分たちの３日間の価値がこのくらいの金額であるといいなという希望を
上乗せした額を赤十字社に。
自分の無力さを痛感しつつ、
これから１０年間の目標設定をしました。
１．寄付に関して
今まだ大きな額を寄付することはできないけれど、
今後もっとおおきな協力ができる人になることを目指しつつ、
１０年間寄付をし続けることを決めました。
１ヶ月に１万円でも、１２か月で１２万。
１０年間で１２０万円になります。
額はとりあえずは無理のない額を。
でも、額をアップできるということは自分の成長を意味するので、
そこは頑張りたいと。
でも大事なのは、長期的に寄附をし続けることで、
今回感じたことを忘れないこと。
２．商品開発に関して
次に開発する製品は、人の生活を助けるものを作りたい。
これに関してはまだノープランですが、
私にできることは発明と、モノヅクリだけだと今回感じました。
日本製で、そして世界に輸出できる製品であることは、マスト。
私はピアスキャッチを愛していますし、誇りに思っていますが、
次は誰かにもうすこし「これがあって助かったなぁ」と思って頂く
製品を作りたいと思いました。
また今回、震災から数日、
お取引先さんも稼働を控えていたころ、
「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。 やがて大きな花が咲く。」
ということで、会社の体制の見直しと、スリム化を行いました。
元からパートナーと二人の小さな会社。
削れるところはそんなにないのですが、
今後、計画停電が続き、電車のダイヤも安定しないかもしれない。
日本なので、すぐに復活するとは思うのですが、
そういう事態になっても、問題のない会社を作る機会なのでは。
と思い、体制づくりをしました。
場所を選ばず、会社を運営できる体制づくりは、
特に、私が出産をするときにも力を発揮すると思いますし、
いろんな可能性を広げてくれると考えています。
これは極めたい。
そんなことを考えた30代の幕開けとなりました。
多くの先輩方に、
30歳からが人生の本番だよと言っていただいているので、
頑張ってまいりたいと思っています。