倭寇の指揮官の顔に… | きっ祥の韓国ドラマとプデュに夢中

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主に韓流史劇の感想を綴っていましたが、PRODUCE101シリーズにハマってその関連の記事も多くなっています。

韓国ドラマ『鄭道傳(チョン・ドジョン)』の10話を見ていて、倭寇が出ているんだけど、その指揮官が立派な甲冑の装束を身に着けているんだけど・・・

兜の下に顔を保護するような仮面をつけてるんだけど、その口元に唇らしい赤い色と歯がついてるんだけど・・・

何だろう?正直気持ち悪い・・・そんな物が当時の装束にあったのかしら?初めて見ました・・・韓国のドラマのスタッフの勘違いで作ったのでは?とか思って、調べてみました・・・

 

すると、ありました。

現存するものもあるみたいで、その仮面みたいなものの名前は『面頬』でした。

勇ましさを表わすために髭とか生やした物もあったみたいです。

ドラマのものと近い物に『織田信長』の装束もありました。しっかり唇と歯も生えていました。

 

でも、初めて見ました・・・

 

『倭寇』と言う言葉は私が学校で学んだ歴史では、海賊的なイメージでしたが、調べていると『倭国』の政府も関係していたような・・・

 

でも、このドラマに出ていた武将の装束は、日本の戦国時代の甲冑そっくりだったので、ちょっと時代がずれてないかな?とかも感じて・・・調べてみたら・・・

高麗末期の1300年代終盤は、日本では南北朝で足利氏全盛の時代でした。

そして、何と、現存する甲冑も似たようなもの(国宝も)がありました。

 

いやぁ~。知らなかったです。韓国ドラマを見て自分の国の歴史を知るとは・・・恐れ入りました。

 

ドラマ中に出てくる『阿只抜都』という武将の名前、およそ日本人ではないような名前ですが・・・

これもWiki先生によれば、『アキバツ』と読んで『高麗史』に記述されてる人物です。出自不明でこの呼び方は日本名ではなく高麗側がつけた名前みたいです。

ちなみに、『高麗史』の記述に「銅面をつけて射る隙もなかった」とあったそうなので、それを調べた脚本家があんな面頬を設定したんでしょうね。(当時の日本では顔全体を覆うものはなかったそうだけど)

 

いかん、いかん、ドラマの不思議に引き込まれて、ついついネットでGoogleちゃんやWiki先生の元で、お調べの深みに嵌まってしまうぅ~~~。