奇皇后 感想 全体 | きっ祥の韓国ドラマとプデュに夢中

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主に韓流史劇の感想を綴っていましたが、PRODUCE101シリーズにハマってその関連の記事も多くなっています。

視聴期間:平成30年5月27日~6月10日

全51話

放送年:2013年

放映テレビ局:韓国MBC

視聴方法:スマホ・PC

コンテンツ:dTV

きっかけ:同僚がちょっと前に地上波で視聴していたので、話を合わせるためといろいろなサイトで『おすすめ』になっていたから。

 

冒頭の元の国の皇后冊封式の凄いセットの凄い人数のシーンから始まり、豪華なキャストが豪華な衣装で演出も派手に波乱万丈なストーリーでした。

 

全体的には、ストーリーの展開がハラハラしたり、キュンキュンしたりさせてくれて、面白かったです。

 

私にとって、主人公の一人、高麗の王様ワン・ユがとても魅力的で、ずっと応援してました。

逞しく、真っ直ぐで、時には少年のようなはにかみを見せる。

信頼をし続けた忠義深い部下たちに囲まれて、高麗の民のために知略をこらす。

そして、何より、ヒロインのスンニャンを愛し続け、彼女のために、潔く死を選んだ。男の中の男です。

 

残念だったのは、大好きだったヒロインのスンニャンが、途中でタファンの側室になるという選択をしたこと。

あれ程、愛し合っていたワン・ユとの仲を捨ててしまったという事実が、私にはどうしても受け入れられませんでした。

 

なぜ、そういう選択になったのかが、ドラマの中で理解できず、歯がゆい思いをしました・・・

 

もう一人の主人公、タファンには、全くと言っていいほど、感情移入することができず・・・可哀想だとは思うけれど・・・

 

むしろ、皇后タナシルリは、最初から最後まで夫であるタファンからずっと冷たい仕打ちを受け続けた上、皇太后から不妊になるようにしむけられた(その事は皇太后以外誰一人として知ることなく、苦しい思いをして不妊治療をしている)ことに同情というか、憐れみを覚えました。特に偽王子マハを得てからは、愛情深い母にもなり、応援したい気持ちになりました。

 

本当は、ドラマ最後のシーンに出てきた二人を応援しないとドラマの意図を汲んでないことになるのかも知れないけれど、そうなれない私でした。

 

魅力的だったキャラは、ワン・ユの他には、無骨だけど渋いペガン将軍、どこまでも冷静沈着タルタル将軍、堂々としてた頃のヨンチョルパパ、ニヒルだけど温かいワン・ユの護衛のムソン、常にワン・ユのことを心配しているそして時々オトボケな内官のパク・シヌ、状況判断が的確で皆に優しい後宮の責任者トクマン、悪役だけど、いい味を出してたタンギセ、ヨム・ビョンス・・・

沢山見どころがありました。

 

今まで見てきた韓流史劇の中で初めて、ヒロインが相手役を心変わりして、その原因がはっきりしないという、不完全燃焼感が拭えない作品でしたが、忘れられない作品でもあるとは思います。