夢のない世界しか描けないのなら
その力をもって
夢のない世界を利用して
あの子の世界を守るんだ
夢の世界を守れ
***
次の日が休みであって、パソコンで絵を描くと、100%徹夜します下駄の人です。
だから親ももう半分諦めています。
お絵描き用の(ネットに繋がってないない)ノートパソコンをリビングに持ち出すと確実に親は察してくれます。
上のは過去記事の八彩旋律であります。
ちなみに黒い飛沫は黒いインクですので。
本当は白黒の子を描こうと思っていたのですが、なんかお試し(?)みたいに青とか灰色とか使っていたら「あらなんかきれい」ということになりまして……。
私、本来なら「領域選択」して「領域内を塗」って…という塗り方をするんですけれども。
実はこれ、本当は「落書き」のつもりだったんです。
それで髪の毛塗って「はみ出てるけどええわーどうせ落書きやしー」という感じで、Pixia特徴のあの「周りの色も巻き込みまっせ」ボカシ機能を使ったらあら不思議。
「なんかめっちゃ透明感」。
まぁ線画が落書き用の線画なので、太くてぬるぬるしているのでそこまで透明感はありませんが。
この塗り方でちょっとやり続けてみたのですが。
超簡単(^0^)
レイヤーも少なくて楽ちんである。
適当にガッサガサやっていたらそれっぽくなりました。
この子の左手の指、ちょっと不自然かもしれませんね。
だがしかし、です。
残念ながら私できるんです。
なんだか中指、反ります。
と言っても本当は違う手の形を描きたかったのですが、何せノールックでしたので…。
落書きのときは一切モデルもありません。
だから勘でしかありません。
だからいつも「これ人間の骨格じゃねぇwwww\(^0^)/」となるんですね。
さてさて、八彩旋律について。
実はあの詩っぽいものを書いてから、何やら映像ができているんです。
私が創作するときは、いつもアニメーションが頭の中を流れるのです。
だからちょっと私が描くよりも書くよりも早く展開してしまって、細かく描写する前に完結してしまいます。
どういうことかと言いますと…。
アニメーションで完成した状態で流れるわけですから、見るしかないのです。
表現ができないのです。
小説にしようかと思っても、うまく表現できなくて、しかも今表現しようと思っているシーンは私の頭の中ではすでに遠い過去の話になってしまっています。
マンガでも同じく。
描けるとしたらこういうイラストという感じになってしまいますね。
黒いインクで見えなくなりましたが、この子腹筋地味にあります。
そこまで細かい設定なんてなかったのですが、この塗り方をしていたらいつのまにか地味にムキッとしていました。
だがしかし。
日常的に戦闘する子においては女の子だろうが男の子だろうが筋肉はあるでしょうッ!!
あんなにツルツルぷにぷにのソフトな身体であんな動きができるかってのッ!!
どうしても二次元にも細かい点で現実味を求めてしまう下駄の人です。
いやでも本当にそう思います。
どうしても違和感があるのですよ……。
あ、一応言っておきますが、女の子です。
ちょっと同系色で塗ってしまったので分かりづらいかと思いますが、胸ちゃんとあります。
いやでも私的にはどっからどう見てもこれは女の子です。
顔が女の子なのと腕が女の子です。
足も凄く女の子の足をしています。
喉仏もありませんからね。
私は男の子を書こうと思ったら、もっと直線気味になります。
まぁよく言われることですよね。
あと頬骨の位置が高かったり低かったり。
それに首ももっと太いですし、腕や肩幅もあって、線をもっと入れます。
よくよく見て考えれば、この子、背…小さい。
上半身短ッ!!
某よくRPGに出てくる小人族ですか!!
そうそう八彩旋律の内容なのですが。
実は実は私の心的状況を現したものでして…。
いやまぁあれなんですよ。
昔は今よりもっとド下手くそでしたが、逆に今よりもっと夢があったんです。
友達にも神秘的とか不思議な世界とか言われて、父親も構図は昔のほうが好きとか言ってくれました。
私も前のほうが描きたいものが描けたような気がしてたんです。
どれだけグロテスクでも、やっぱりなんか夢いっぱいの絵だったんです。
でもそれが今や、ただの中二的戦闘ぐらいしか描けなくなってしまって。
他は本当に三次元でもありそうなシーンといいますか、そんな現実的すぎる絵しか描けなくて。
描こうと思えば思うほどに、私は昔の私の無邪気さや夢を失っていくような感じがしたんです。
だから、これ以上失わないように忘れないようにしていこう。
そういう考えや気持ちをちょっと大袈裟に表現した結果がアレです。
そしてこの子は現在の私でもあるのですよ。
あ、決して似顔絵とかじゃあありませんよ。
こんなにかっこよくもかわいくもありません。
むしろ願望d((
だから「本当は白黒にしたかった」というのはそういう理由なのですが。
頭の中のアニメーション↓↓
隙間なく色が置かれていて、七色以上に極彩色の小さな世界。
小さな幼い女の子が一人真剣に世界を創っていた。
彼女にとって世界を創造することは絵を描くこと。
彼女が描くことによってそれは生命を宿し、宿命を受け、その役を全うし続ける。
新しいキャンバスへと筆を滑らせれば、その筆跡は瞬く間に色を成し、新たな世界を創りだす。
彼女が歌えば音が生まれる。
音が生まれればそれは天使の変奏曲のようで、より一層世界を彩らせる。
女の子は笑った。
世界を創って、笑う。
彼女は決して振り返らない。
遠くで描いた世界が、自然に色褪せて溶けていくことを知っていたから。
彼女は知らない。
色褪せた黒い世界から、新たな人が生まれていることを。
人は生まれた。
人は驚く。
極彩色に囲まれて、笑顔の少女が歌っている世界に。
人が立つ世界は黒くて白い。
無音の無彩色。
人は歩んだ。
歩んだ軌跡は黒ずんで、鮮やかな華は色褪せて枯れた。
人は止まった。
少女は気づく。
この世界に異変が起きていることを。
そして、新たな人が生まれたことを。
見れば人は立っていた。
ただただ、足元の枯れてしまった花を見つめて、無表情で立っていた。
少女は近くに歩み寄り、声をかけた。
こぼれた少女の声はやがて花に落ち、また色を成して咲き誇る。
人は少女を見つめ、戸惑った。
少女は笑って手を差し伸べる。
人は驚いた。
少女は不思議そうに首をかしげ、少女の世界へと人を誘う。
少女の創る世界は美しい。
”私”も少女のような世界を創れるだろうか。
人は空に指を滑らせ、筆を造った。
人は緊張しつつ、筆を滑らせた。
愕然とした。
人は黒と白しか出せなかった。
平和を描けなかった。
少女がくれた場所を、少女が創ってくれた場所を、人は喰ってしまった。
人は哀しんだ。
所詮ゴミから生まれた自分は少女と一緒にはいられないのだと。
人は嘆いた。
無彩色の自分は少女の世界を食べることしかできないのだと。
歩けば枯れて、歌えば壊す。
描けば滅び、泣けば消す。
”私”はここにいてはいけないのだと。
人は少女を呼んだ。
少女は歩いただけで色を創る。
その守るべき姿を人は見つめた。
少女も人を見つめた。
今にも消えてしまいそうに儚く笑う孤独な人を。
”ありがとう”
話した。
遊んだ。
見た。
描いた。
最後の最期まで。
少女の世界に時はないが、人の世界には時がある。
時が満ちればすべてはお終い。
早く、早く。
”私”が彼女の世界を食べつくしてしまう前に。
”私”が全ての彩を食べる黒であるのなら、彼女の世界を消さないように深い深い青に沈もう。
”私”が全ての彩を退ける白であるのなら、彼女の世界を消さないように空虚の白天に駆けよう。
人は人が生まれた場所まで戻り、人の世界を一つ描いた。
最初で最後の、永遠の世界。
”私”が消すことのない、最期の世界。
それは一つの扉。
人は扉を開けて、外に出た。
笑顔は泣き顔になり、やがて無表情へと変わる。
人は扉に鎖を描いた。
錠を描いた。
鍵は描かなかった。
きっと彼女は知らないだろう。
”私”が外の世界に出たことを。
きっと彼女は気づかないだろう。
”私”が外で守っていることを。
それでもいい。
”私”は
”私”の世界の
門番だ。
終わり。
