終わった後、運動場に連れていかれた。その時、別のクラスがちょうど終えて、教室に戻ろうとしていた。
どの顔も、みんな赤く、汗をいっぱいかいていた。ああ、厳しい試験が始まるのかと、不安になった。
第36期生学科適正試験を始める。今から渡される紙に答えを書くだけだ。私語は厳禁だが、途中退室はできる。いまから50分。始め!
渡された紙の問題を見た瞬間あ然とした。

名前 生徒番号
1、朝御飯はなにをよく食べるか。
2、富と健康どちらをとるか。
3、馬に乗りたいか。

25、寝たい、と思ったときすぐ寝れるか。

これでは、行きたい学科の工夫なんてできやしない。趣旨が全くわからなかった。
一応法科に行けるような回答をしておいた。
本校舎の入口で、職員に通行証と身分証をみせ、通行証を渡した後、もらったのが生徒証だった。カードの形をしていて、表は生徒名、番号、年齢、顔写真。学部、専科はまだ空白だった。裏には心得が書いてあった。ネルロスは、となりで、はしゃいでいた。

番号ごとに教室が割り振られていた。ネルロスと同じ所だった。教室は高い天井に、二段の黒板が二面あった。机は横に6列、縦に8列連なっていた。机には番号がかいてあり、自分の番号のところに座った。古風な雰囲気が漂っていて、落ち着いて待っていられた。ネルロスは一人開けて後ろだった。何をするんだろう、とずっと考えていた。
そして数分後、静かだった隣の教室がざわつき始めた。すぐに試験官が二人この教室に入ってきた。

遂に試験が始まった。