X04U2-120RS Lite #3 フレーム修理 | Spindle FLIGHTs

Spindle FLIGHTs

FPVドローンにまつわるあれやこれ

今宵は昨日折れたライトちゃんのフレーム補修に取り組みます。
 
ヨドバシカメラでアルテコの耐衝撃タイプの瞬間接着剤とプライマーとプラリペアの粉末を買ってきました。瞬着にしたのはプラリペアのアクリル樹脂よりも結着強度が強そうなので。今回は目立った欠けがなかったため、リペア用粉末は使いませんでした。

 

 

とりあえずフレームからモーターを外して状態を確認してみます。モーター取付穴付近でカーボン繊維が裂けるようにして折れています。

 

 

バイスに挟んで軽く補正します。この段階では完全に元の位置には戻りませんが、カーボン繊維を少し崩す感じで角度を調整します。補修箇所に微細な亀裂が入っていた方が接着剤が浸透しやすいし強度も得られるかもというところ。

 

 

接着剤がバイスにくっつかないようにシール台紙用として売られているシリコンペーパーを用意します。作業性を考慮して手頃な大きさにカットです。

 

 

ひび割れている部分へ浸透させるように接着剤を塗ります。あとで整形するので、少しはみ出すぐらい多めに塗布してちょうどいいくらいかも。
 
シリコンペーパーを忘れずに一緒に挟んでからバイスで固定。密に圧着してあげると強度がしっかりするので、きつめにサンド。フレームがストレートになっているのを確認して、上の隙間から追加で数滴接着剤を塗布。プライマーをスプレーして硬化促進してから、念のため10分ぐらいこの状態でをキープします。
 
バイスから外すとこんな感じ。プライマーをバイスで挟んでいた面にも塗布して完全硬化させます。

 

 

フレーム両面とサイドにはみ出た接着剤をルーターや#600の耐水ペーパーを使って削り落としてから、#1000くらいのペーパーで研磨して表面を仕上げます。

 

 

ビス穴部分にはみ出た接着剤もきちんと削りとってから、モーターを取り付けます。
 

以上の工程を経て、骨折したライトちゃんは無事に完治しました。

 
クラッシュした際にプロペラも曲がっていたようで、こちらは手曲げで修正しました。折らないように慎重にです。
 
テストでホバリングさせたところ、異音やガタつきもないので大丈夫そうです。ちゃんと復活してひと安心です。
 
おしまい。