




こちらに続く記事を書いていこうと思います
ちょっとcolorataからは離れますが、Echeveria全体についての話なので一応関係しているかも
まず、国内の研究論文等をネットで探しますが前回のコロラータの由来を探した時と同じように全くありません
海外を探して探して、あれやこれや、そこから遺伝子学の論文を読んだりと
※私、遺伝子の勉強をしたことがないのでなんとなくな解釈だと思ってください
言語の壁等で盛大な勘違いをしている可能性、間違いも沢山かもしれませんが、生暖かい目でよろしくお願いします
エケベリア属に登録されている種の数は約170種で、そのうち143種(85%)はメキシコ固有種
メキシコがどれだけEcheveriaの楽園かがわかりますね
ケーレスさんの種の種類は今、販売されているので199種あります
まだ登録されていない品種も結構あるということですね
Echeveria属は形態学的(見た目)および染色体的証拠(遺伝子検査)に基づいて17種類に分けられたそうです。
つまり、まず見た目で違いを認識し、染色体の数の違いで別種と分けたんですね
そしてそれは50年間、変化していないそうです。
50年間そのまま?
そしてエケベリアのDNA含有量に関する出版物が存在しないそうです。
50年前から遺伝子検査あったんですね
日本は今狂ったほどの多肉バブルですが、世界の大きいオークションサイトなどを見てみると、
2000円を超える子は
成長点が線状に変化した綴化(せっか)の子
一部のバリアガータ(斑入り)
ぐらいで、基本的にはお安く可愛い子を愛でる需要が多いと感じました
健全な姿なのかもしれない
日本のエケベリアの価格の異常性についてはこちらをどうぞ
恐らく、今の日本のように品種の正当性を追求されず愛でられることが多かったのが原因?
研究の需要がなかったのかもしれません
私が読んだ論文も昨年末のものでした
遺伝子方向にいきまーす
エケベリアの染色体の数は12 - 34
多倍数体でn = 260
多倍数体?
こんにちは✨優雅に生きた花月夜でっす
(以下、ハナちゃん)
ハナちゃんは過ごしやすい環境で優雅に暮らしていました
ある日、急な引っ越しで過酷な北国の冬にさらされます
ハナちゃんは思いました、このままだと死にますと。
エケベリアは環境に適応出来る強い子、私やれる、変われるッ
遺伝子の核を大きくし、大きな細胞を形成
遺伝子量を増やし、新しい自分に進化しようとします。
私の中のッ
小さな勇気とッ(´;Д;`)
内多倍体細胞が震えるッ
髪が金色に
ハナちゃんは寒さに耐えられる姿になりました。
多倍数体化とはスー○ーサイヤ人化だと思ってくれてオッケーです
※遺伝子量の増加=大きくなるではないのですが、何故か大きくなります。多肉の場合肉厚かな?関係性がやっと判明した的な論文を読みましたがギブアップ
こんな感じでストレスを受けたエケベリアは別のものになろうとします
ストレスを受けた経験は残り、次の子孫にもそのストレスが伝わり、生まれて来る子の中にサイヤ人が出始めます。
急に金髪に変化したり空を飛ぶ人間を人間とは生物学的には呼べません
この時点でハナちゃんの子供達は花月夜ではない雑種。
花月夜に似た何かになります
なぜ、中里リンゼアナが美しいのか。
この生産者さんのコロラータやばい〜❤️
ってなるのか
それは世代を重ね、綺麗にするために生産者さんが作った環境に適応し、変化していった姿なのかもしれません。
韓国苗に特有の色鮮やかさを感じるのもそういうことかもしれませんね
スーパーの甘く大きなイチゴ。
人の手で故意にストレスを与えられ、多倍数体になったんです
多倍数体いいことずくめイチゴ甘い
メリットがあればデメリットもあるのが世界
スーパーサイヤ人化は1倍〜5倍とかありますが
奇数の倍率で染色体が増えた子は不稔になります。(なりやすい?)
何度交配しても交配が成功しない桃太郎などは奇数倍率のサイヤ人の可能性が高い。
葉挿しを取ってクローンを作っても、遺伝子はそのまま同じ。
奇数倍率の子のクローンが多く流通したんですね
これが交配出来ないエケベリアの謎の答えかもしれません。
奇数x奇数 出来ない
片方が偶数だと稀に出来たりするようです
こんなことを書くと、日本では今後奇数か偶数を明記して販売されるようになったり...怖いです
配偶子が多いエケベリアは交雑種が誕生しやすい
これは様々なハイブリッドが作り出されていることでわかります
ケーレスの種から顔違いがいっぱい
新しいサイヤ人がいるからです
エケベリアが自生している環境はエケベリアにとって過酷な地域なこともあり、既に多倍数体化している子が多いようです
ここで問題となるのが、原種としての定義。
その種の本来の姿は恐らくわかりません。
どの姿をその種の姿と定義すればよいのでしょうか?
このコロラータの姿は本当のコロラータ。
こちらは違うコロラータ、偽物。
原種を探すにはとりあえずケーレス実生を探しますが、その実生苗は既に原種ではありません。
このコロラータは素晴らしく、これが本当のコロラータで間違いないと言う誰かの美意識に習い、それは本当のコロラータと呼ばれるんです。
人の美意識は千差万別。
誰かが劣勢だと思うエケベリアを他の人は優勢と思うかもしれません。
エケベリアにおいて原種の産地明記が絶対なのはその産地の気候で変化した種類だからというのも納得できます。
1回目の花芽ではその品種の特徴が出にくいというのは現地の環境を覚えていた苗で、園芸品種として管理された日が浅いため、特徴が弱いということかもしれません。
臼田リンゼアナ等の苗はクローンでなければ価値がない? いえ、これは一種のロマン
(自分擁護)
F1(1回目の子孫)以降は親と姿が変わるのでダメ?
むしろ、私はそれ以降の生産者さんの顔になったエケベリアを見てみたい
自分の好みの姿に育てたエケベリアの子達が実生で増え、そしてドンドン私の家の顔に変化していく。
こんなに楽しいことってありますか?
クローン個体をみんなで愛でる楽しみももちろんありますが、Echeveriaという植物は性質上、変化を楽しむ植物なのではないでしょうか
どのコロラータがコロラータか?
それはきっとあなたが家で育てている大好きな子ですね
以上、Echeveria colorata ② 顔違いの理由 不稔の答えでした
このシリーズ...
続くんですよ〜
