こんばんは
雪、雪、雪ィ
なんか声が聞こえますね...
冬『全てを白く染めてやる』
スプラトゥーンのボスなんですかね
今日はちょっと柄にもない頭良さそうな目線で多肉植物を考えていきます
人気の爆発の発端はコロナによる巣篭もり需要?
今まで趣味を考えずに仕事に打ち込んできた方達がフッと考える時間が出来、好きなものを探す余裕が出来たのかもしれません
日本の環境は育てるのに適しているわけではないのですが、調べれば調べるほどに出てくる多様な姿、そして多彩な色合いに惹きつけられちゃった方は多いと思います
多肉沼ってやつですね
多肉植物を見たり育てたり、増やしたりしてニヤニヤする
まさに至高の時間ですね
エケベリアー、セダムにパキフィツム
葉挿しで容易に増やせる子もいます
この増やしやすい特性のためか多肉植物には別の見方もあります
サラッと検索すると出てくる出てくる
多肉植物を増やして売ると稼げるというワード。
つまり投機(金融商品)、副業としての多肉植物。
投資をやってる方はすぐわかると思いますが、チューリップバブルってご存知ですか?
すごーく大雑把な説明になりますが...
結構前にオランダでモザイク病のウィルスにより縞模様が出るチューリップが超流行ります
この柄は美しい
他にない色合い✨
富裕層達のコレクション欲を煽りまくります
特に人気な球根は500万とかで購入されたようです
これはちょっと大袈裟ですが、普通に労働する方の1ヶ月分の給料より高値な球根は珍しくなかったようです✨
チューリップを育てて球根から子が吹いたら、月給もらえる可能性あるんですよ?
チューリップに興味がなかった人達もチューリップを購入して増やして稼ごうとチューリップにお金をぶち込んでいきます
そうです。チューリップを育てて愛でたい方だけでなく、お金が欲しい人もチューリップを求めるんです
これにより益々チューリップの価格は上がります
チューリップに資金をぶちこめば勝手に価値が上がり、増える。
この時、チューリップは観賞用植物ではなく
株と同じ金融商品になっているんです。
まさにバブル
純粋にチューリップ育てて
わ〜❤️ 綺麗だね〜❤️
って言ってた方達はドン引きの状況でしょうね
何故、バブルというかというと...
弾けたからですね
原因と言われるのはペストが流行していて、買取の業者が寝込みました
ここで有金をチューリップにぶちこんでる人達は思いました
チューリップ、売れなくなるんでは?
こういうのを投資だとファンダメンタルといいます
そこからの崩壊はあっという間。
逃げるタイミングなんてくれないんです
チューリップにお金をぶちこんでいた方達に残ったのは金融価値のない美しいお花の球根でした
多肉植物と共通している部分があると思いませんか?
多肉植物は今、バブルです
その要因の一つとしてチューリップと同じく、希少な個体を自分でも増やしたり交配したりで副業にしている方、しようとしている方もかなり多いです
希少な個体は今後、以上の理由から増えます。
流通量を制限し、レアリティを高く保つ方法もありますが、増やすのに特定の技術や権利が必要にならないものは増えちゃいます
多肉で例を挙げるならクリスペートビューティーとかがわかりやすいです
リラシナの変異種とされていて、波打つ葉は特徴的、魅力的で昨年は2万円以上で取引されていました
海外ではこの時既に4000円弱でしたが、輸入される個体が少なく、日本では数が少なく希少だったことが要因です✨
今では恐らく韓国経由の輸入ルートが確立、国内でも増やされて2000円ほどの相場に落ち着いています
多肉市場は既にボラリティ(価格変動)が激しく、数万円で取引されていた個体が一年を待たずに10分の1なんて珍しくありません。
わかりますか?将来性を考えた投資ではなく、投機(ギャンブルより)になります
この時に利益を出そうとクリスペートビューティーを沢山購入し、葉挿しを沢山増やした方は涙目になります
多肉植物を金融商品と見たビジネスがもう一つあります。
皆さんご存知の転売ですね
よく言えばせどりになるんですかね?
需要を見極め安く購入し、高く売る。
投資やビジネスにおいては当然のこと。
でも、なぜか多肉植物界では物凄く悪者です
理由はシンプル。
その販売を生産者さんが許可していないからです。
通常の商品もメーカーさんと販売店さんで価格設定を話し合い販売価格が決まります
日本花キさんのネット販売に参加した方はわかると思いますが、人気品種はbotにて3秒位で完売します
これはきっと転売業者さんの仕業ですね
DVDをコピーして販売→違法
命名株を葉挿しで増やして販売→???
メルカリ等で消費者が簡単に販売者に転じることが出来る時代。
はっきり言ってしまうと生産者さん達の権利を守る法整備が追いついていないと思います
そして、転売する人の商品の価格を決めているのは転売している人だと思われがちですが、購入した人です。
高額で購入される方は多肉植物を金融商品として見ている方がほとんどだと思いますが、その苗を増やして販売する頃には手間に見合わない結果になることがほとんどだと思います。
どの時代でも、お金>モラルを選択しなければならない人はいます。
その人に転売をやめるように伝えても恐らく、意味はないでしょう。
転売のため、購入して出品しても売れないという環境をみんなで意識していかなければならないと思います。
転売業者の存在がデメリットばかりかと言われるとそうではない不思議。
①人気の苗を教えてくれる(高額)
②みんながチェックするメルカリでそれだけの価値がある苗だと商品に希少価値を付与、広告塔になる。
③レアリティの確保に貢献。
ヤフオクをマーケティング、広告に利用されている生産者さんもいますね
安く良い苗を購入したい消費者にはデメリットばかりかもしれませんが
転売業者を見つけ、直接問い詰めてもご自身が法に触れて悲しい思いをする結果もあり得ます。
生産者さんと転売業者の問題になるので他の方が良心で問い詰めてもwhat?になるパターンもあります。
正義感で行動し、ご自身がマイナスを背負う結果だけは本当にやるせないので注意しましょう。
どうしても転売業者さんが許せない方はこっそり税務署にチクリましょう(ダークインセクト)
恐らく、利益を申告してない人多いと思います
領収書とか出ない販売会では経費として見なされず悲しい思いをすることになります
個人事業の申告って大変なんですよ
私なんて投資も絡むので悲惨です
多肉植物のビジネスは買いたくても買えない。
欲しくても手に入らない。
これがキーになるのかもしれません。
桃太郎さんなんてね。
あんなに美しいのに。。
多肉植物に興味を持ち、多肉バブルに触れ、将来は多肉の生産者さんになりたいと夢を持つ方も多いと思います
今の状況は恐らくバブルのピーク。
今をベースに考えたビジネスモデルは恐らく悪手になると思います。
自分の交配苗を500円位で販売しても十分な利益が出せるようなビジネスモデルをブラッシュアップしていくのが先を見据えた良い戦略になるのではないでしょうか
ってことを静岡から下道を運転し続けている間に考えてました
どんな記事なんだろうこれ
以上、ビジネスとしての多肉植物 チューリップバブルでした
最後まで閲覧ありがとうございました