ボカロ棚を整理していると懐かしい小冊子を発見。
■クリプトン製品パンフレットの裏表紙に書かれたページ■
■左上の文章を拡大■
皆さんは2009年頃、みんなのよくご存じの初音ミクを開発・販売しているクリプトンから上記の「project if...」という新ボカロを開発されていたことはご存知でしょうか。
「project if...」というのは?
VOCALOID2が出始めたころ、巡音ルカが出始めたころに並行して進んでいた新ボカロの開発で、当時7歳の女の子を元に制作されていたもので、他社のAHSから出た「歌愛ユキ(中の人は当時10歳)」が告知される以前の小学生VOCALOIDでした。
■デモソング第一弾はこちら■
■最も最新のデモソングはこちら。ファイル直リンク。(音量注意)■
https://blog.sonicwire.com/upload/2009/11/boy_toraboruta.mp3
この記事を見て初めて知った!という方もいるかもしれませんが、この「project if...」は、開発が2010年10月16日以降ツイッターでの現状報告が停止し、VOCALOID2の新ボカロ発売されることはありませんでした。
何故とまってしまったのか?
ユキちゃんに先を越されたから?子役の事務所で何かトラブルか?
デモソングを聞く限りではかなり良いものなので勿体ない。
ダメ元で、ツイッター越しに現在クリプトン製品の現状報告をしている新しいアカウントに「project iは惜しい」「project ifをやめた理由が知りたい」ことを尋ねてみると・・・
将来、機能的な意味での「モード」としてProject ifの仕組みを実装する可能性を考えています。詳しくお話することは難しいのですが、ご了承下さいませ。
と返信が返ってきました。
ここからは憶測ですが、「project if...」は新しいライブラリとしてでの販売はなくなったものの、現段階で発売しているクリプトンの製品に「幼い声を再現させる機能」が実装されるかもしれないということです。
飽くまで「可能性」という話なのでこれ以上何とも言えませんが、一応「project if...」の企画は生き残っている模様です。