この度、トークロイドに関する講座を開設することに致しました。
第１回は ボーカロイドたちの日常30『温泉旅行 後編』で
例のシーンで、ミクが
「きゃあああああああああ！！！！」
っと叫ぶ方法を解説していきます。
まず、人間の女性が実際に叫ぶ所を想像してみて下さい。
例えば、ジェットコースターとかお化け屋敷、映画のワンシーン。
特徴的な所は、
１、普段より高音域
２、普段より声量が多い
３、恐怖で声が揺らぐ この３つです。
これをそのままVsqで当てはめると、かなりいいものが作れます。
トークロイドで実際に使用したVsqで解説していきます。
まず、ノートを置く場所はC5～C6の間です。
高音域でかつ、かろうじで聞き取れる範囲です。
テンポは125～130くらい。
そして、64分音符4つ分で「きゃ」を一つ入力。
下の写真を見て下さい。ここで重要なのが、
「きゃ」はこの中で最も低い音域であるという事です。
語尾の「あ」が最初の「きゃ」よりも音程が低い叫びは、
人間でもあまりいないでしょう。叫んだら、叫びっぱなしです。
そして、「きゃ」の子音が強くなるようにVELを最大に。
途中の「あ」のビブラートは消します。（オペラになってしまいますｗ）
次の画面です。これは声の声量の度合いですが、見ての通りMAXです。
この画面には写っていませんが、叫び声の手前の台詞は声量を低くして
叫ぶときにの声が一気に出る雰囲気を感じさせるようにします。
最後の画面です。これはPITの調整ですが・・・
見ての通りものすごく小刻みで入力しています。
叫び声は一定の音程では感情が表れないので小刻みで書いています。
こうすることで恐怖で声が揺らいでいる感を出す事ができます。
以上がミクの叫び方のごぼうP流の調教の仕方です。
エコーで声を響かせると臨場感あふれる叫び声を作る事も可能です。
下に実際のVsqデータを貼っておきます。参考にしてください。
Passは、chroleaです。
ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/165135