先にハーバー・ブリッジ の橋桁下から覗き見るシドニー・オペラハウスをご覧いただきましたけれど、
これだけ風変わりな建築物ともなれば、見る場所が変わればそのたびに違った面持ちを見せてくれて、
余りに有名なだけに「いまさら」感を抱きつつもいろんなところから見てしまう…
やっぱりなかなかに大した代物ではありますね。
まずこれは、サーキュラ・キーからの遠望。
後姿って感じでしょうかね。続きまして…
ハーバー・ブリッジを渡りながら眺めやると、
横顔から正面がだんだんと見えてきます。
そして、やおらぐぐっと近づいてみると…
真っ白と思っていた屋根は、実はタイルをたくさん敷き詰めて文様が浮かびあがってました。
近づいてとくと眺めれば、貝殻にも喩えられるのもなるほど!ということがよく分かるのですね。
ところで、屋根のとんがり部分を見ていると…
ひっくりかえった船の舳先にも見えますけれど、
海の目の前で「ひっくりかえった船」は縁起がよろしくない。
もそっと見ておりますと、「おお!東南アジアの高床式の!」と思ったわけですね。
インドネシアあたりで見られるトンコナンのようにも思われないではない。
先住民であるアボリジニの方々は遥か昔に東南アジア方面から現在のオーストラリア大陸に入り、
徐々に南下しつつ拡散していったとかいうことからして、
そうした記憶の一端が込められておるのやもしれぬ…と、まあ勝手な憶測をしてしまいました。
とまれ、建築物として歴史的背景が極めて薄い部類の世界文化遺産ではないかと思いますが、
なかなかどうしていろいろと想像をめぐらさせてくれちゃう点でも、一見の価値ありということでしょうか。
出来うるならば、ここでオペラの一つの鑑賞して…というところでありますが、
オペラというものも万人が興味を示すものでもありませんすからねえ、
こたびはひとまず外側だけを堪能したということで、うむ。




