映画を見に行って「どうだった?」と聞かれ、

「まあ、面白かったかな。でも…」と言ってしまうことがどうも多いような。

すかさず「でもって何よ?!」と突っ込まれてるうちはまだ良かったですが、

もはや何も聞かれなくなってきて…。


結局「でも」の後に来るのは、毎回別のことがらであるにせよ、

一緒に見たのだったら「水を差された感」につながるようですし、

後から見ようと思っていたものでも「その気が失せる」ようでありまして、

映画を(前向きに?)楽しむタイプからは「あんたはドリームブレイカーだぁね」と思われているようで。


考えてみますと、昔むかしはそんなことはなくって、

見終わるたびに「ああ、面白かった、次は何を見に行くかいねえ」と帰りがけに

特別鑑賞券を買ったものですからねえ。


いつしか見方が変わったのか、映画が変わったのか…

たぶん両方の要素があるとは思うのですが、

気付いてみれば「面白かったかな、でもね…」というようになっていたという。


そんな一言居士であっても(と、本人が思っているわけではありませんけれど)、

「面白かったねえ。これが“映画”だぁねぇえ!!」と思ってしまったわけなのですね。

映画「アンストッパブル」を見て。



映画「アンストッパブル」


実は、デンゼル・ワシントン が出る映画というくらいのこと以外、

事前知識は皆無に近い状態で見に行ったのですね。

デンゼルの映画は結構見てるしな…くらいの勢いで。


それこそ、予告編も公式サイトも見ておらず、

タイトルが「アンストッパブル」というのだから、何かが止まらないという映画だろうくらいなもの。

それがですね、面白かったんですよ。文句なし!は大袈裟にしても。


後から仕入れことですが、主演のデンゼル・ワシントンがインタビューでこんなことを言ってます。

主この映画に隠されたメッセージみたいなものは、何もない。アドレナリンがみなぎる、最高のエンターティンメントなんだ。

予備知識も深読みもいっさい不要。

描かれる人間の悲喜劇(喜劇の方はアイロニーと思し召されませ)と満載のアクション。

製作者・出演者が口をそろえて「本当の主演者」と呼ぶ機関車の不敵な面構え。

(「大陸横断超特急 」なんかも思い出しますねえ)


そして、実話ベースが醸し出す、過剰な作りモノめかないリアリティ。

2時間に満たない摘んだ中で、たっぷりのボリューム感。

(短めの映画でも、たっぷり感は出せますよね、「96時間 」とか)


監督のトニー・スコットとデンゼル・ワシントンのタッグは5作目だそうですけれど、

「おお、ようやっと『クリムゾン・タイド』並みが返ってきたか!」と思ってしまったのでありました。


…といつになく(?)褒めておりますが、これも個人的感想ですから(と、水を差す)。

ただ、本当に予備知識なしでお楽しみいただけると思ったものですから、

ストーリーにはいっさい触れずにおきました。

ご興味がおありの方はぜひ劇場で(ちなみに、関係者ではありません)。


そうそう、くれぐれも鑑賞前にプログラム(パンフレット)を読まれることのありませんように。

知らないでおいた方がいいことが最低2カ所、書かれていますので、ご注意を!