年末年始の休暇中の自堕落な?生活が祟って、
我が身のボリュームアップが実感できるような体たらくでありましたから、
「新年早々これではいけん!」といささかの運動に取り組もうというわけです。
たまたま立川の多摩都市モノレールのコンコースだかで、
「西武☆京王で行く七福神めぐり
」という案内を見て
「おお、ウォーキング・イベントのスタンプ・ラリーみたいなものではないか」と思ったのですね。
まあ、やる気にさえなればウォーキングなんつうものは、
近所を歩き回るだけでもいいわけなんですが、
「それじゃあ、つまらんよなぁ」と思ってしまう性質でありまして、
(だから結局、普段何もしないという…)
こうしたスタンプ・ラリー的なものなら近所の散歩では得られぬ達成感のようなものがあるかなと。
案内によりますと、全部で7コースの設定があったのですけれど、
差し当たりちょいと買い物がてら「新宿山ノ手コース」を歩いてきたのでありました。
距離にしておよそ6km、モデルタイムで85分ですから、昨秋の里山歩き に比べれば楽勝、楽勝!
西武新宿駅でスタートのスタンプを押した後、
恵比寿神、布袋和尚、寿老人、弁財天、福禄寿、大黒天、毘沙門天と周り、飯田橋駅にゴール。
各所でそれぞれ専用の色紙に御朱印を頂いていくところなんかは、まるっきりスタンプラリーですな。
未だ仕事始め前の人が結構いるのか、
先々で同じように御朱印をいただく七福神めぐりと思しき人たちに遭遇しましたけれど、
はて七福神をめぐるそれぞれの方々の思いやいかに。
個人的には、願い事
に関する思いのほどを書いたばかりですし、
七福神めぐりに「来福」の願掛けといった思いをちいとも抱いていないのでして、
シンプルに運動としてのウォーキングのきっかけであり、スタンプ・ラリーという楽しみであるわけです。
さりながら、「七福神」なるものはもちろん知っていたものの、改めてこうして経巡ってみますと、
寺あり神社ありで、しかもこれが7箇所手を結んでアライアンスを組んでいるなぁと。
コース上には他にも寺社はありながら、誰しも関係のない寺社には目もくれず七福神を周るのですから、
こういってはなんですが、なかなかに商売上手だなぁとも。
そして、寺社が連合しているということは、やっぱり「神も仏もご一緒に
」感覚なんでしょうか。
日本人というのは八百万の神さまやら民間伝承やらを鷹揚に受け止める習いなんでありましょうか。
途中、布袋さんの太宗寺というお寺には面白いものがありました。
ただの灯籠かとうっかり見過ごすところでありますけれど、
そばに説明板が設置されているからには何やら「いわくあり」の代物であろうと思ったところ、
「切支丹灯籠」というものでありました。
説明書きにはこんなふうにあります。
切支丹灯籠は江戸時代、幕府のキリスト教弾圧策に対して、隠れキリシタンがひそかに礼拝したとされ、織部型灯籠(安土桃山~江戸初期の大名・茶人古田織部が好んだ灯籠)の全体の形状は十字架を、竿部の彫刻はマリア像を象徴し、マリア観音とも呼ばれます。
確かに接地部分に人型が彫ってあり、これがマリア像なのかと。
ずうっとこの場所に立っていたものではないようですけれど、
ゆかりがあってここにとなったとはいえ、お寺ですものね、ここは。
そこに切支丹灯籠ですから、やっぱり「なんでもありだぁね」とは言い過ぎかもですが、
やっぱりその鷹揚さ加減は尋常ならざるものがあるやも知れず。
大袈裟に言えば、この精神を持ってすれば世界平和も夢ではないかと。
とまあ、新宿とはいえ、その賑やかさからひっそりとした場所を
(実際周囲のビルにのしかかられるように立っている社寺が多い…)
めぐってみながら、またまたあれやこれやを考えたひとときでありました。

