ロサンゼルスで目当てにしていた美術館にはあらかた訪れるできたところで、

少々美術館からは離れることになります。

(最後にまたひとつとっておきの美術館に出かけますけれど…)


バンカーヒル のホテルを出て、北へ歩きます。

これまでこのエリアは高層ビルばかりの写真で紹介してましたけど、

そればかりではつまりませんから、まずはこんな建物をご覧ください。


Chain reaction of curiosity


やおらなかなかに斬新な建物でありますけれど、
ここがロス・フィルの本拠地ウォルト・ディズニー・コンサートホールなのですね。
ロサンゼルスの有名な建築家フランク・ゲーリーが手がけたものです。


垂れ幕が見えているように現在のドゥダメルがシェフのロス・フィルの演奏を

ここで聴くのに便利そうだと考えたダウンタウンのホテル利用ですが、
いまだシーズン・インしていないために、サマー・コンサートがハリウッド・ボウルで行われるだけで、
まったく何にもやっていないというのは、残念な限り。
宝の持ち腐れですよねえ(もっとも、こういう時期に改修なりなんなりしてるのかも、ですが)


ドロシー・チャンドラー・パビリオン


ところで、このウォルト・ディズニー・コンサートホールから北側の大きなブロックには、
文化施設が連なっておりまして、お隣はドロシー・チャンドラー・パビリオン。オペラ・ハウスです。


アーマンソン・シアター


そして、さらにお隣にあるのが、アーマンソン・シアター。
こちらはミュージカルやストレート・プレイ用の劇場というわけです。

とここまで来ますと、交差点の対角線にまたひとつ「おや?」という建物が出現するんですね。

The Cathedral of our Lady of the Angels


「The Cathedral of our Lady of the Angels」(天使のマリア大聖堂)ということなんですが、
なんとまあヨーロッパで見るカテドラルと似ても似つかぬ姿であることか。


と言っても、ヨーロッパのカテドラルは創建当時の最新技術を取り入れて作られてきたのですから、
新しいものに新しさが感じられるのは当たり前なのかもしれません。
スペインの建築家ホセ・ラファエル・モネオが手がけたそうでありますが、
カトリック大国スペインの人だからといって「カテドラルは決まった形ね」ということでもないようですね。


ところで、ここは教会ですから(?)、休憩がてら少々中を覗かせていただくとしましょう。
とても大きな空間が広がっていると、コンクリート打ちっ放しのように思える建物であっても、
何やら敬虔な気分が醸されるのは不思議ですね。

その敬虔な気分というのは、

お邪魔したときにちょうど鳴り響いていたパイプ・オルガンにもよるかもしれません。


天使のマリア大聖堂のパイプ・オルガン


内部にはぽつりぽつりと観光客然とした人たちが見られるくらいでしたから、
オルガン奏者の方はただ練習してただけなのかもですが、
その音量、響きには圧倒されますね。手すりに触れているとびりびりとくるという。


教会らしく片隅(といっては失礼ですが)にこうした祭壇もありましたけれど、
別の一隅にはちょっとした展示スペースがありました。


「Celebremos Mexico」


「Celebremos Mexico」というのがタイトルのようで、
ともするとフリーダ・カーロの絵を思い出させる、
いかにもメキシコらしい感じの宗教画などが掛かっていました。


このカテドラルから東に少々のところのユニオン・ステーションの前には

オルベラ街というメキシコ風の一角がありますし、当然メキシコとの関わりも深いのでしょうね。


さて、大聖堂で心身ともにリフレッシュさせてもらって外へ出ますと、
聖堂前の広場の北側に、これまででいちばん斬新というより奇妙な建物がにょきりと見えたのですよ。


Central Los Angeles Area High School # 9


とりあえず写真に収めて「いったい何なのだろう」と調べたのは帰国後になりますけれど、
これが何と!高校だというのですから、驚きです。
「Central Los Angeles Area High School # 9」とあたかもコンテンポラリー・アートのタイトルのようです。


そして、手がけたのがあの!コープ・ヒンメルブラウ だと知ると、
「もっと近づいておけば良かった」と思うことしきり。
でも、ちょっと踏み込んじゃいけないエリアかなとも思いましたけれど…。