(どうも今回ロサンゼルスに臨時特派員になったjoshってやつはディレクターの弱みでも握ってるんじゃ・・・)
あ、はいはい、つながってるんですね。わかりました。
「(どうか今日は穏やかに頼みますよ…)ロサンゼルスのjoshさん、お願いします!」
「はぁ・・・」
「どうしたんでしょう、今日は心なしか元気がないようですが」
「ちょっとデンジャラスゾーンに踏み込んできたものですから…」
「いったいどんなところへ出かけたんでしょう?」
「詳しくは後ほどの特番に譲るとしてですね…」
「(おいおい特番、本気だぜ…)はい」
「危うい空気っていうんでしょうか、本当にあるんですねえ」
「そうですか」
「ガイドブックなんかを見ても、どこそこへは行っちゃいけないとかよくあります」
「はいはい」
「こういう感じは、何かヤバいなぁと…」
「ヤバい?(公共の電波で?)」
「こういう人がいない、落書きがある、それにごみが散らかってたら、もうアウトなんですね」
「いったいどこに行ったんですか?」
「リトル・トーキョーのちょいと先なんですが・・・」
「そこがヤバいと?(あ、しまった!)」
「ですが、ここは人がいないんで危うい空気は少々ですが、午後には人がいるのに怖いところへ…」
「そ、それはどこなんですか?」
「思いも寄らぬ奇想建築で有名な場所ですが、詳しくは特番で…」
「そうなっちゃます?!」
「ショーン・ペンが出た映画の「カラーズ」ってご存知ですか?あの雰囲気です!」
「あの雰囲気たって、ご存知ない方も多いかと…」
「何より無事に帰還したことを誉めてください!」
「でも、ダウンタウンに人がいなくて危ういようなことを言ってませんでしたか?」
「そんなものは屁でもありません。比べ物になりませんよ」
「屁でもない?(あ、言っちゃった!)どうしても、特番まで引っ張るつもりですね」
「その方が視聴率、あがるじゃないですか!」
「・・・」
ディレクター!このまま続けるなら、私の方を下ろしてくれませんか・・・
