相も変わらず空想旅行を続けているのですね。
しばらく途絶えたので、もういい加減に終息したかと思われた方もおいででしょう、きっと。
前回の終着地モロッコのフェズ を発って、タンジェに戻り、
フェリーでスペインのアルヘシラスに出て、さらに列車でグラナダへ出たとしての続きです。
まあ、移動に丸二日見込んだ前提なら問題なしですが、実際そこまで移動、移動はしたくないですね。
【第1日目】 東京→グラナダ
モロッコ周遊の次にグラナダに入るというのは、レコンキスタに立ち向かうイスラム最後の砦があった場所と考えれば、妙になるほどと思えるのではないですかね。
【第2日目】 グラナダ
グラナダといえば何と言ってもアルハンブラ宮殿 。小さな谷を挟んだ反対側にあるヘネラリフェの庭園ともどもゆったりと見てまわりたいものです。市内のカテドラル・王室礼拝堂 はイサベル女王の墓所であるとともに、女王の収集品であったボッティチェリやメムリンクその他各地の絵画作品が見られるそうです。また、作曲家ファリャが住んでいた家 が博物館になってますので、ここも覗きにいきましょうか。
【第3日目】 グラナダ→アルカサル・デ・サン・ファン
ちょっと長い移動になりますが、特急タルゴで4時間半ほど。アルカサル・デ・サン・ファンで荷物を置いたら、8キロほど離れたカンポ・デ・クリプターナ を訪ねてみましょう。「ドン・キホーテ」が巨人と間違えたというスペインらしい白い胴体の風車が点在しているといいます。交通の便が悪いようですが、片道8キロなら自転車で十分往復できますよね。もっとも、夏場だったら暑くてたまらないでしょうけれど。
【第4日目】 アルカサル・デ・サン・ファン→マドリッド
ここまで来ていれば、マドリッドまでは列車で1時間半くらい。とにもかくにもプラド美術館 を見に行きたいところです。近代絵画も所蔵するティッセン・ボルネミッサ美術館 も必見でしょう。さらに、ソフィア王妃芸術センター にあるピカソの「ゲルニカ」も忘れてはいけませんね。
【第5日目】 マドリッド→アランフェス→マドリッド
マドリッド自体も見所は多いでしょうけれど、マドリッドに腰を据えて近郊にも脚を伸ばしたいですね。まずは、ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」に名を残すアランフェス宮殿 。マドリッド市内から1時間弱の移動です。戻ってきましたら、スペイン絵画がざっくざくの王立サン・フェルナンド美術アカデミー 、ティツィアーノやブリューゲルも見られるというデスカルサス・レアレス修道院 に行ってみるとしましょう。最後にマヨール広場のカフェでひと休みということで。
【第6日目】 マドリッド→トレド→マドリッド
今度はトレド に行ってみましょう。マドリッドからは最短30分だそうです。タホ川に囲まれた台地に広がる城砦都市の趣きですけれど、ここはともかくエル・グレコが有名ですよね。サンタ・クルス美術館で作品を堪能したら、エル・グレコが住んでいた家が記念館になってますので、こちらも。そして、カテドラルやサント・トメ教会などもぜひ!ですね。マドリッドに戻ったら、王宮 と「聖パンタレオンの血」と呼ばれる聖遺物のあるエンカルナシオン修道院 に。
【第7日目】 マドリッド→エル・エスコリアル→マドリッド
お次は、エル・エスコリアル修道院 です。列車でもバスでも1時間ほどのところ。美術館、宮殿、王家の霊廟、教会堂、修道院そして図書館が一体となった大きな建物ですけれど、宮殿部分にハプスブルク家の宮殿とブルボン家の宮殿とあるといいますので、どんな違いがあるのでしょうねえ。戻ってきてマドリッドの最後としては、ゴヤの墓所であるパンテオン、セラルボ美術館 、そしてスペイン広場のドン・キホーテ像で締めくくりましょうか。
【第8~9日目】 マドリッド→東京
マドリッドにはまだまだもっと行きたいところはありますので、もう1日延泊でというのもありですが、次の魅力的な街がまた控えていますので、ここらでこの回はお開きとしておくことに。
スペインも広いだけあって、一回りするにも結構な日数がかかりますね。
次は地中海側の町からスタートしますが、バルセロナではないんですね。
個人的にも辛抱たまらん!ところではありますけれど。 (つづく)