しばぁらく「ウィーン芸術紀行 」やら「サイパン歴史紀行 」やらと本当の旅の話でしたけれど、

それもひと段落ですので、少しずつまた空想の世界周遊を進めてみようかと思ったわけです。


ヨーロッパをぐるぐるして、前回はフランスのリヨンまでたどりついたところで中断 していましたから、

スタートはそのあたり。
フランスでもマイナーというのか、マニアックというのか、

訪れることの少なそうなオーヴェルニュやリムーザン地方を回って、
たまたまワインの話が出たところでもありボルドーに入っていこうかと思っているのですね。


【第1日目】 東京→パリ→クレルモン・フェラン

前回の終着点リヨンから列車で3時間弱移動したという想定のもとに、旅の続きはクレルモン・フェランから始めてみるとしましょう。

【第2日目】 クレルモン・フェラン

タイヤのミシュランの企業城下町ですけれど、歴史は古いクレルモン・フェラン。ノートルダム・デュ・ポール寺院やノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂は中世の趣きです。そして、ここはパスカルの生誕地ですので、「パスカルの道」なんつうのがあるのですね。京都の「哲学の道」とはまたずいぶん異なる景観でありましょうけれど、石畳道に歴史を感じながら思索に耽るのも、ここならではかもしれません。

【第3日目】 クレルモン・フェラン→リモージュ→ペリグー

ローカル線を乗り継いで、リモージュへ向かいます。なにしろ列車の本数が少ないので、充分に注意をしておかくては!です。3時間あまりかかりますが、のんびり車窓の風景を眺めるのも旅の楽しみのうちということで。たどりついたリモージュは言わでもがなの焼物の町、焼物博物館である国立アドリアン・デュブシェ博物館 でその歴史をたどることができます。また、市立の司教館博物館には歴史的な七宝焼が見られ、同時に同地生まれのルノワールの絵画も堪能できちゃうのですよ。あわただしいですけれどその後は、1時間ちょっとの移動でペリグーに入っておこうかと。

【第4日目】 ぺリグー→ラスコー→ペリグー

トリュフ、フォアグラと、美食家の方にはよく知られた街らしいです、ペリグーは(知らなかったけど)。そういう街ですから、食事はちょっと豪華にとも思いますけれど、目的はここからちょっと頑張ってラスコーの洞窟 を身に行く!これです。
まあ、1日がかりでしょうね。

【第5日目】 ペリグー→ボルドー

列車で1時間半、ボルドーに到着です。百年戦争のときには、イギリス側の飛び地領になっていたアキテーヌの中心地ですね。「月の港ボルドー」という洒落た名称で世界遺産登録されているといいます。そんな街並探索と合わせて、ボルドー美術館アキテーヌ地方美術館 、そしてワインの歴史博物館「ヴィノラマ 」あたりを楽しみたいところです。

【第6日目】 ボルドー→サンテミリオン→ボルドー

ボルドーとくれば、やっぱりワイン。あの疑惑の「ジェファーソン・ボトル 」もこの辺のですしね。
ペリグー方向に30分ほど戻ったところにあるサンテミリオンの周りはブドウ畑です。ブドウ畑をめぐってプチトランが走っているようですから、なかなか便利に回れそうです。

【第7日目】 ボルドー→バイヨンヌ

1時間半ほど列車に揺られると、バスク地方に入ります。といっても、あまりイメージが湧かないのですが、だからこそ立ち寄って、バイヨンヌのバスク博物館 を覗いてみるとしましょう。それにここには名品ぞろいとされるボナ美術館 も隠れた存在のようで、見逃せないですね。

【第8~9日目】 バイヨンヌ(ビアリッツ)→パリ→東京

フランスの南西端にあるビアリッツ空港からパリで乗り継いで、いったん帰途につく。まあ、9日ないし10日間くらいの旅程で1回をまとめるという空想旅行の決まりごとといったわけでして。

ここまでくれば、予想を裏切ることはありません。

次はピレネーの端をすり抜けてスペインへと入っていきます。
いきなりマドリッドやバルセロナに入らないのも、この空想旅行ならではということで。  (・・・つづく)