この間、たばこと塩の博物館で「やすらぎのウィーン」展
を見てきたわけですけれど、
そのときはたまたま次の予定までに時間があったものですから、
常設展の方もじぃっくり見てしまったのですね。
たばこと塩の博物館ですから、常設展と言えばもちろん!たばこと塩の薀蓄です。
とはいえ、たばこの方は特別展でたっぷり堪能しましたので、
今回は取り分け「塩」を探究したのでありました。
塩というものは、しょっぱい海が無くならない限り無尽蔵にできそうですけれど、
そう簡単な話ではなさそうです。
ちなみに日本は島国ですから、周囲を海で囲まれていますね。
さすれば、塩の自給率はどのくらいかというと、かなり高い数字ではなかろうかと思っていたのですよ。
これが誰もが知っていることならお恥ずかしい限りですが、何とたったの15%!
残り85%の塩は輸入しているのだというのですね。
どうやら海を日干しにして塩を作るというのは、コスト的なものでしょうか、
それだったら輸入しちゃえ!ということのようです。
では、どこで塩を手に入れているのか?というと、海ではなくて山の中だというのです。
ここでまた、はた!と思い出したのが、
先日「THE 世界遺産」なるTV番組で紹介されていた
オーストリアのハルシュタット という山間の町のことなのですね。
湖に面した風光明媚な・・・とは今でこそ言えることで、昔は山間なればこそ交通手段とてなく、
わずかな集落は湖畔の斜面にへばりつくようにできている町なのですが、
どうしてそんなところに人が住み、生活しているのか。
膨大な埋蔵量を誇る岩塩層があるからなのですね。
塩は、人間が生きていく上で欠くべからざるものです。
「塩を制するものは世界を制す」と誰かが言ったどうかは定かでありませんけれど、
絶対なくてはならない貴重なものということですから、見方を変えれば金銀財宝にも等しいわけで、
これが山の穴の中から掘り出されているのですよ。
と、ここでさらに閃いてしまったのですが、
金銀財宝にも等しいものが山の中に隠されている・・・となればですよ、
ドラゴンが守っているものはこれだったのか!と、やおら思い至ったわけです。
日本の竜は湖あたりの奥に潜んでいるというケースが多いように思いますけれど、
ヨーロッパのドラゴンは、たいてい山間の洞窟に篭っていますね。
そして、先日まで探究していたように「ニーベルングの指環
」でも、
その元となった「ニーベルンゲンの歌
」でもドラゴンは金銀財宝を守っていることになっている。
「べオウルフ
」でも同様でした。
ドラゴンが元々どういうものかということに関しては、先日書いたとおりにしても、
そのドラゴンが「洞窟を住処にしている」「金銀財宝を抱えている」といったことは
どこかしらから何らかのモティーフがドラゴン伝説にくっついて出来上がっていったものだろうと思うのですね。
誠に勝手に想像をめぐらせただけではありますが、
何だか「わかっちゃったもんね」という気になれる、気分の良い閃きの一瞬なのでありました。