まだ8月下旬だというのに、東京ではすっかり秋めいてしまっていますね。


暑い暑いと言いながらも、今年の夏は暑さが続かなかったかなと。



しのぎやすいという点では、ありがたいことではあるのですけれど、


本来暑いはずの夏が暑くないというのは、いろんなところで支障が出るのでしょう。


かといって、体温を超えるような気温が続くのもまた、本来の夏とは違うような気はしますが…。



もっともこれで夏がほんとうに終わってしまうほど甘くはないかもしれませんが、


先週あたりまではかなり賑やかに鳴き交わしていた蝉も、


いくぶん元気がなくなってきたように聞こえます。



そんな季節の変わり目を迎えて、「草枕」 の影響とは言いませんけれど、


柄にもなく、句をひねってみようかなと思ったりしたのですね。



芭蕉あたりの手にかかれば、


たったの十七文字で広大深遠な世界を描きだせるところではありますが、


いやはや難しいですねえ。



それでも、成果のほどはこんなところです。


夏惜しみ 名残を競う 蝉時雨

往く夏に 蝉の骸(むくろ)を 数えつつ

さあて、残り少ない夏をも少ししみじみするために、


よしだたくろうの「夏休み」でも聴いてみるとしましょうか。