「007」のテーマのデンデケデッデ~♪ で思い出したわけではありませんけれど、

映画「青春デンデケデケデケ」と見てみたのですね。

DVD「青春デンデケデケデケ」

こちらの方のデンデケデケデケは、

ベンチャーズ の「パイプライン」で聴けるような「クロマティック・ラン」奏法に由来するのでしょうけれど、

やっぱり「テケテケテケテケテケテケテケテケ♪」の方が、イメージしやすいと思うのですが・・・




いかがでしょうか。

まあ、とまれ、そうしたテケテケ・サウンドが流行りであった頃を時代背景としている物語なわけです。

そもそもお話の中での年代設定は1965年ということでして、

ベンチャーズが1960年代には大活躍していたこととぴたり合うのはもちろん、

例の007のテーマが付いた第1作「ドクター・ノオ」が1962年の作品ですから、

「テケテケ」の時代だったのでありましょう。


ただ、そうは言っても、あのビートルズが1966年に来日することから考えると、

エレキ・ギターといえば「テケテケ」というばかりではなかったのでは…とも思えてきます。


そこで、時代背景をも少し探究してみますと、

1965年、昭和40年はジャルパック(日本航空のパッケージ・ツアー)が発売された年だとわかりました。

前年に、日本人の海外渡航制限が解除され、誰もが海外旅行に出かけられるようになったわけです。

もちろん、それなりの「お金持ち」でなくては無理だったでしょうけれど。


当時、「アップダウン・クイズ」というTVのクイズ番組があって、

「10問正解して、さあハワイに行きましょう!」がキャッチフレーズ!

夢のまた夢のハワイだぜよ!というのが、時代の雰囲気ですね。


海外が夢のまた夢から、小さな歩みですけれど、

少しずつ少しずつ「手が届くのかも」というところに近づいてき始めた時代です。

日本が国連の非常任理事国に選ばれたり、1970年に大阪で万博が開かれることが決まった年。

外に向かって、どんどん開かれていったというわけですね。


それだけに、外国のあれこれに憧れる、もちろん音楽も…ということでしょうけれど、

ただその頃はまだ、エレキ・ギターをやるなんて不良!っていう空気もあったような…。


個人的には必ずしも懐かしいとは言えませんけれど、

「そういう時代だったんだよなあ」と、しみじみ思ったりするのでありました。