東京・日野市に「土方歳三資料館
」というものがありまして、
自転車で行けそうな場所だものですから、
一度くらいは訪ねてみようと思っていたのですね。
でも、この資料館は毎月第一・第三日曜日の
12時から16時までしか開いていないということで、
思い立ったときにふらりと行けるような施設ではないのでして、
いつかいつかと思いつつ、
月日は夢のように流れていくのでありました。
が、ふと思いつけば「第三日曜じゃん!」というわけで、
ようやく行ってまいりました。
なんだかずいぶん奥まったあたりにあるのだな…
と案内板に導かれてたどりついてみると、
「え?普通の民家じゃん?!」という具合。
それもそのはず、今に続く土方さんちのお宅の一角を
資料館にしているのだそうで。
ですから、展示スペースも小さいし、
いかにも家族経営といった感じが色濃い施設。
ところが、そうであっても(混雑とは言わないまでも)老若男女が次々と引きも切らずに訪れているのには
いささか驚かされたのでした。
NHK大河ドラマの「新選組」が、2004年。
それを機にひとしきり、この資料館なども賑わったであろうとは思っておりましたが、
それから5年も経とうかというのに…
新選組人気というのは、いつの時代もということなのでしょうかね。
館内では各種の関連本が販売されておりましたけれど、
司馬遼太郎の「燃えよ剣」が見当たらなかったような…なぜだろう?
世代差は大きく関わるところでしょうけれど、
土方歳三も新選組も「燃えよ剣」で興味をもたれた方々は多いのでは?
と推測しますが、いかがでしょうか。
まあ、かっこよいところも、よくないところも書かれているからでしょうかねえ。
ただ、読みやすい司馬の文章で上・下巻をすすっと読み切ると、
なんだか新選組が分かっちゃったような気になってしまうのですね。
さらにオールド・ファン(?)にはドラマ化された「燃えよ剣」が
相当にインパクトがあったらしい…(これは、完全に伝聞)。
資料館の後には、近くにある石田寺(せきでんじ)にある歳三の墓へ
足を運んでみましたけれど、たどりつくまでの道々にある家の表札に
なんと土方姓の多いこと!
そして、石田寺の墓所にもあたり一面「土方家之墓」だらけ。
こんなところでも、土方ワールドに踏み込んだなという感慨が得られるのでありました。

