ちょっとびっくりした話ながら、
青山ユニマット美術館 が今年の3月末で閉館するのだそうですよ。
これまで2度ほど訪ねたことがありますけれど、
シャガールの作品(ビデオ上映も見られる)のほか、
バルビゾン派からエコール・ド・パリ、そしてミロなどに及ぶコレクションを、
静かに、そしてきれいな館内で見られるという、いわば至福の空間だったのですが…。
もっとも、静かに見られるということは、入館者が少ないということなわけでしょうから、
いくら社会貢献的な要素があるにせよ、
事業として成り立たないところに来ていたのかもしれません。
特に、この昨今のご時勢でもあるのか、
今の企画展を告知するチラシには会期が4月14日までとありながら、
3月末で閉館という唐突な話ですから。
一方、きれいな館内というのは、開館以来丸3年しか経っていないので、当然といえば当然。
元々は箱根・芦ノ湖にあった美術館が引っ越してきたらしいのですけれど、
こっちの美術館も5年ほどの短命だったとか。
そして、今回青山ユニマット美術館が閉館するオフィシャルな理由は、
何でも同館の統括責任者が昨年末にお亡くなりになり、
館の企画運営に支障を来すようになったということなのですけれど、あまりにも唐突。
何かがうまく行っていないのでは?と想像させられてしまいます。
いったいあのシャガールたちはどうなってしまうんだろう。
そのほかの素敵な絵画たちも…。
比較的最近も、マガジンハウスが出した美術本のカバーに同館収蔵のアレクサンドル・カバネル「ヴィーナスの誕生」が使われていただけに、むしろこれからが勝負どころだったのではと思うだけに、突然の閉館はショックでもあります。
隠れ家のような美術館だった…
もっとも、それでは立ちいかないということなのではありましょう。
折しも3月末までは、最近気にかけた「ミレー とバルビゾン派の画家たち」が特別展示ですので、この後いつ会えるとも知れない数々の絵画たちにもう一度出会ってくるとしたいと思うのでありました。
青山までは行けない!という方は、
過去記事で、せめて「行ったつもり」になってみてくださいね。
