たまには、コンテンポラリー・アートでも見てみるかと出かけたところは、
品川からほど近い御殿山の住宅街の一角。
こんなところにコンテンポラリー・アートの美術館があるのかいな?
というあたりに原美術館 は、あったのでした。
もとよりジム・ランビーという作家を知っていたわけではありませんので、
「はてさて、どんな世界が展開するやら・・・」と無私の状態で臨んだわけですが、
展示室に入る以前から、館内の床一面に貼り巡らされたテープが気になって仕方がありません。
上のフライヤーでは、カラフルな床面になっていますが、実際の展示では白黒の縞々。
解説に曰く、
一定のリズムで振動し伸縮しているかのような、めまいさえ覚える錯視的な空間内
ということなのですけれど、めまいという点では、本当のめまいを起こしそうではありました。
ところで、「アンノウン・プレジャーズ」という展覧会のタイトルは、
椅子やベッド、レコードやプレーヤーといった身近な日用品を大胆かつ繊細にデコレーションした彫刻を巧みに配置することで、私達の視覚に"未知の快楽"(=アンノウン・プレジャーズ)をもたらします。
というところから来ているとのこと。
確かに、「身近な日用品をこんなふうな造形物にしようとは思わんよなあ…」といったものではありました。
木の椅子をあれこれ組み合わせて、カラフルな色彩を施した「Train in vain」や
天井からモビールのように手鏡をつりさげて、
白鳥座やカシオペア座、ケンタウルス座などの星座をかたどったもの(タイトルは忘れました)など、
むしろ子供が喜びそうな、いわば子供心を刺激するような展示は、楽しいものなのでした。
コンテンポラリー・アート ばかりですと、それはそれでちと食傷!ということにもなりそうですので、
「たまにはこういうのもいいな」というくらいの機会に接してみると、
違った角度からイマジネーションの刺激になるような気がしたのでありました。
