DVD「タイムライン」
どうもタイムワープものの映画というのは、辻褄が気になってしかたがない。

この「タイムライン」もやっぱり同様。

DVDのジャケットで「超時空SFスペクタクル・アドヴェンチャー」 などと

いくら持ち上げたところで、「あらら??」と思ってしまっては…。

あんまり、そういうことを気にしなければ、楽しめるのかもしれないですけれど、ストーリーの中でも中途半端に(?)辻褄合わせめいたセリフが交わされたりするものですから、ついつい。


アメリカの考古学調査チームが、百年戦争当時のフランスの遺跡を発掘調査していると、

やおら遺跡の中から、つい先日アメリカに戻った教授のメガネが見つかる!

こりゃあどうしたことだと、教授が訪問することになっていたアメリカの研究所に向かう調査チーム一行。

彼らがその研究所で見たものは、偶然タイムワープできることが分かったという機械。

教授は、その機械で過去に向かい、戻ってこられなくなっていると知った調査チームは

自分たちも過去に乗り込んで教授を連れ戻そうと、危険も顧みず機械に乗り込むのであった!


まあ、SFですから、冒険ものですから、よしとしましょうか。

でも、たまたまタイムワープできてしまうことになった機械で行ける先というのが、

百年戦争当時のフランス。

まさに調査チームが発掘していた場所なんですよ!ありですかねえ。


しかも、機械を試す段階で乗りこんでいた現代人が、英軍側の参謀になっていたり、

極めつけは調査チームの一員だった人が、時の仏軍将軍の妹と恋に落ちて、居残りを決めるという…

「荒唐無稽の楽しさ」というのも、ないではないですけどね。


とまあ、そういう映画ではありましたけれど、中世フランスの遺跡とアメリカの関わりという中で、

ついつい思い出したのが、ニューヨークのクロイスターズです。

中世フランスの朽ちかけた修道院などの部品を持ってきて、

つぎはぎにつないで一つの建物にしてしまったというもの。

メトロポリタン美術館の別館として、中世美術の展示に充てられているのでした。


もとより、中世の修道院などアメリカ大陸にカケラもないわけですけれど、

ここに行くと、いきなり「ヨーロッパに来ちゃった感」が醸しだされるという、大したものなのですよ。


メトロポリタン美術館の前から、M4のバスに乗ると終点がクロイスターズで、便利です。

が、かなり乗りでのあるバスでして、クロイスターズに向かうための交通手段と考えるよりは、

ハーレム車窓観光くらいに思っていた方がいいかもしれませんね。

(途中で降りるにはかなり勇気がいるような…勇気だけでは何ともならないか)


なんたって、ブロードウェイの劇場街が42丁目だとして、メトロポリタン美術館が82丁目くらいかな。

クロイスターズ最寄りの地下鉄駅は何と!190丁目なんですよ。

どんだけマンハッタンの北の方かが知れますよね。だから、バスで行くとたっぷり乗ってるわけです。


でも、行ってみる価値はあるように思いますよ。

アメリカなのに、ヨーロッパという雰囲気というのは、ほら、こんな具合です。


クロイスターズのHPはこちら