アルヴォ・ペルトを聴いていて、さしてメロディアスな旋律でもないのに、
なんだか耳に残るなぁと思ったところで、1枚のCDを思い出しました。
それが、この「Requiem for a Goldfish」。
4つの交響詩(four symphonic poems)が収録されていますので、
その全体の標題が「金魚のためのレクイエム」ということでしょうか。
「Lullaby for Orchestra」、「Crushed Tomatoes」、
「Requiem for a Goldfish」、「Brass Symphony」(全3楽章)の4曲で構成されていますけれど、
2曲目の「Crushed Tomoatoes」のテーマがですね、
なんっだか耳に残るのですよ。
何やら懐かしいというのか、ちょっと「マイム・マイム
」を思い出させるというか・・・
作曲したのは、1955年にニューヨークのブロンクス生まれのスティーヴン・ペリロという人。
ペルト
やグラス
と違ってがちゃがちゃしている方の現代音楽でしょうかね。
ただ、妙に分かりやすいような。
SF映画のサウンド・トラックを聴いていると言えば、あながち間違いでもないかと。
CDの解説によれば、クラシカルとポップとロックの融合された霧の中から現れ出るような音楽は、
「いつの日か『ペリロ・スタイル』と呼ばれるだろう」と紹介されていますけれど、
本作が1997年に録音された後、何枚かCDは出てはいるものの、
「ペリロ・スタイル」という言葉は少しも定着していないような。
実際、検索してもまともにヒットしたのは、ペリロ本人のHPだけでしたから。
ともあれ、耳に残るということで思い出しただけですから、お勧めするということではありません。
まあ、吹奏楽をやっていた方なら、それなりに楽しめるかもしれないですが。
ちなみに、ジャケットの金魚鉢には立派な金魚が写っていますけれど、
これの裏表紙では金魚がいなくなって、金魚鉢はカラになっています。
そして、中を開いて解説を見ようとすると、
内側には金魚鉢の口に顔を近づけてじっと金魚を見ている猫が写っているわけです。
う~む、「Requiem for a Goldfish」。なるほど…でしょうか。
要するに、そういう音楽(?)なのですよ。