神戸・三ノ宮駅前からリムジンバスに乗り、大阪空港に出て、この夏の旅は終わりました。

どちらかというと、かなりネガティヴ・チョイスで決行した旅ではありましたけれど、

相当程度、楽しめたのではないかと思うのですね。


ひとつには、美術館めぐりに目的を絞りこんだのは、良い選択だったかもしれません。

観光スポットをあれこれ欲張らずに済んだのも、この大方針あったればこそです。

おかげで、6つの美術館をまわることができました。


  1. 大阪市立美術館
  2. サントリーミュージアム[天保山]
  3. アサヒビール大山崎山荘美術館
  4. 美術館「えき」KYOTO
  5. 兵庫県立美術館
  6. 神戸市立博物館

ただ、考えてみれば、企画展ばかりを回った感があって、

常設展を見てこそ、美術館の本来の姿を見たことになるのではなかったかと、これは反省。


日本全国にはたくさんの美術館があって、そこにはいろいろな収蔵品があります。

これを見ない手はないわけですよね。

でも、世界中にはそれこそ、とてつもなくたくさんの美術館があって、

一度も目にしたことのない作品が待っています。


コレクティブにつぶしていこうなんて考えたら、それこそ一生かかっても無理なわけでして、

ひとつひとつとの出会いを大事にしたいなと思ったのでありました。

ひとつの作品との出会いが、さまざまなインスピレーションを呼び起こして、

本を読んだり、音楽を聴いたり、歴史を紐解いたりすることにまでつながっていきます。


もちろん旅の楽しみは、美術館めぐりばかりではありませんけれど、

行ってみてよかったな、新たな発見があったな、そしてあれこれ考える契機にもなったな・・・

そんな感慨を持てるのですから、何よりであったと思うのでありました。


「暑さ、寒さも彼岸まで」と言われるころ合いが近づいて、

もはや夏休みでもありませんし、「日常」の繰り返しが始まります。

でも、日常の中でも、何かしらに気づく感覚を持って臨もうと思ったりするのでした。