旅の二日目(9月14日)、予想外の展開ですごすごと
京都から尻尾をまいて大阪に戻ってきた後、さてどうしようかなと思ったのですね。
今回は「美術館紀行」を標榜してはいますけれど、
あんまりそればかりだとひとつひとつの印象が薄れてしまうかなと、
矛先を変えることにしました。
「大阪と言えば○○」って、これではブログネタみたいですけれど、
やっぱり吉本かなと、また唐突に。
でも、これも計画性なくしては叶わぬものだったようで、
なんばグランド花月の人に、「今日ですか?満席ですわ」と言われてしまったときに、
言外に「そんなん、当たり前やがな」という雰囲気すら感じてしまったのでした。
うめだ花月も同様で、「まあ見ようと思えば新宿ルミネでも見られるしね」と
計画性の無さは棚上げしておいた次第。
それでは、別の何かとあれこれ検索して、ひとつ見つけ出しました。
問い合わせてみると、「当日券あり」とのことではありましたけれど、
考えてみれば「ちいとも大阪らしくない」わけです。
なにしろ、ブロードウェイ・ミュージカルの来日公演なのですから。
ただ、昼間は美術館などを見て回って、夕刻からミュージカルというのは、
「おお、ニューヨークに行ったときとおんなじ、行動パターンだぁ」
と自己満足には陥っていたのでした。
(2006年の夏に行ったときには、8泊10日で計8本の舞台公演を見てきたもので…)
8月いっぱいはBunkamuraオーチャード・ホールで東京公演が行われていた「スウィング!」です。
これも思いつきのようなものですから、
およそ予備知識の無いままに出かけましたが、
これはなかなか大変なものです。
基本的にダンスをメインに見せる舞台なのですけれど、
そのダンスの数々たるや、かなりアクロバティックなもの。
時折は、「サーカスではないの?」というようなものまで、飛び出すのですから。
ダンスに加えて、バンドのパワフルなパフォーマンスと、これまたパワフルな歌唱。
そして、ユーモアの散りばめられた演出の数々。
取り分け、男女のペアが、デートの待ち合わせと思しき設定で、
スキャットだけで会話をしてみせる(見せる)シーンなどは、
笑いもし、感心もしてしまうのですね。
例えば、昔で言うと
高倉健の映画を見た人が映画館を出ると、肩で風切って歩いてしまうような感化ってありますよね。
「スウィング」を見た後には、まさか踊り出しはしませんでしたけれど、
梅田の交差点がタイムズ・スクウェアに見えたものですよ。(んな、こたぁない…ですね)
ま、思いつきで飛びついたわりには、それだけ楽しめたということで。
