予告篇に騙されて見てしまう映画というのが、ままありますけれど、

「デトロイト・メタル・シティ」もついつい予告篇に釣られてしまった一本でした。

これに関しては、騙されたとまでは言わないですが・・・。


デトロイト・メタル・シティ」

<多くの人たちに夢を与えるような歌を歌って聴かせたい!

その思いで九州から上京した若者が、歌の世界でメジャーにはなるものの、

やりたい音楽とは全く違うものをやらざるを得なくなって、

しかもそれが人気上昇というひとり歩きを始めてしまう・・・


個人的には全く知らなかったのですけれど、相当に売れているマンガの映画化ということですから、

こんな粗筋は言わでもがな、かもしれません。


基本的にはコメディで、松山ケンイチ演ずる純情ボーイ根岸君が意図しない音楽世界から

抜け出せない原因を作るレコード会社社長の松雪泰子、これが凄い!

チープな表現ではありますが、すごいったらすごい!


というようなことで、笑いも満載なのですけれど、やっぱり考えてしまうのは「仕事とは」みたいなこと。

やりたい仕事ができれば、それは幸せなのかもしれません。

でも、やりたいと思う動機、理由が「それが好きだから」とか「趣味の延長だから」ということだとすると、

それを仕事にするのって、果たして幸せなことなんだろうかなって、思ったりするわけです。


もちろん、好きな仕事について大満足な人も世の中には多いのでしょうけれど、

いつもではないにしても、好きなことでいやな思いはしたくないはず。

そして、いやなことがついてきちゃうのが、仕事でもあったりしますから、

ここいらの兼ね合いは全く持って悩ましいところではないだろうかと思うのですね。


だからと言って、嫌な仕事を続けていなさいというわけではありませんけれど。