東京・多摩市にあるパルテノン多摩で、

「クラリネット・フェスティバル2008」 というイベントが行われています。

28日(木)の前夜祭に始まって、

都合4日間、8月31日(日)までやっているのですけれど、

その3日目を覗いてきました。


午前中から、夜までさまざまなコンサートが続々と開催されて、

1日券を買うと出入り自由だものですから、

これでもかというほど、クラリネットのあれこれを楽しめてしまうわけです。


(世界のどこかと比べたわけではありませんが)日本の吹奏楽人口は

かなりの数(だろうと想像)でして、

吹奏楽の場合はヴァイオリンがわりにクラリネットがずらりと並ぶわけですから、

ことさらクラリネットをかじった人口というのは多いような気がするのですね。


だからこその催しなんでしょうけれど、

あまり上手くない人が吹くと、

「ギャ!」とか「ウピ!」とかいう音が気になる楽器ではありますが、

やはり上手の手にかかれば、当然そんなことはないわけで、

クラリネットという楽器の多彩さ、多様性といったものが改めて感じられるのでありました。

モーツァルトが思わずコンチェルトを書きたくなってしまった気持ちも

分かろうというものです。


オリジナルから編曲ものまで、実にたくさんの曲を聴くことができましたけれど、

ここではひとつだけ紹介してしまおうかと。

ロベルト・シューマンの「3つのロマンス」という曲です。

で、なんでこの曲かというと、

たくさんのプレイヤーによるクラリネットの音色を聴いておりますと、

「なんだか、これは合わないな」というものがあるのだなと思って

印象に残ったからなのですね。

もちろん、プロ・プレイヤーですから、うまい下手を言っているのではなくて、

好みの問題ということなのですが、

かといって何だどうだと表現する術を持たないのがじれったいところです。


さて、シューマンの「3つのロマンス」ですけれど、

相当に抒情的な雰囲気を醸してくれる曲でして、

とりわけ、これからの季節に

染み入るように聴いていただくのがよのではと。


クラリネットでなくてオーボエでの演奏で

普段は聴いていますけれど、

どうやらこのCDがどうやら今は出ていないようですので、別演奏にしろ、機会があったらぜひ秋にどうぞ。

(ジャケットの絵も気に入っているのですがねえ…)