森鴎外の旧居跡にあるホテル鴎外荘に泊まってしまったので、また変わった?上野探訪です。

昨日行った、下町風俗資料館のすぐ裏手に、

上野スタームービー という派手な名前の地味な映画館がありました。


「世界傑作劇場」なる怪しげな映画館(どんな映画をやっているかはご想像にお任せしますが)と併設なのが

なんとも胡散臭いのですけれど、

かつては東京じゅうに(日本じゅうかな)点在していた名画座なのですね。

それも、日本映画専門の2本立てです。


8月は特集番組を組んでいたようで、そのタイトルというのが

「この4人、稀にみる男前~昭和史のダンディズム~」というものなのでした。

8月の第1週が勝新太郎!2週目が三船敏郎!3週目が赤木圭敬一郎!そして最終週が石原裕次郎!!


この石原裕次郎特集で上映される「赤いハンカチ」と「夕陽の丘」のうち、

「赤いハンカチ」の方を見てきました。


石原裕次郎の「赤いハンカチ」という歌は聴いたことがありますが、

映画はどんな話なのか全く知りませんでしたし、

結局歌の歌詞とは特段関わりもないストーリーなのですけれど、

予想外に結構「面白かった!」というのが本音です。


1964年の映画ということで、やんちゃ坊主のような石原裕次郎が(臭いくも)かっこつけまくって、

浅丘ルリ子が最近のアイドルみたいな可愛さ?(美人とは違う・・・)だったり、

二谷英明、金子信夫、森川信などなどの出演者を見ているだけでも面白いのですけれど、

一方で、妙に感心したのが映画の作り。


映画の技法というと大袈裟ですけれど、イメージ的なものを挟んだり、映画ならではアングルを見せたり、

今ではどちらかというと、ストーリーありきで素直に見せるものが多い(工夫がないというと怒られそうですが)中で、むしろ新鮮にさえ思えるところが、多々あったのですね。


こうした古い映画もわりと簡単にDVDで手に入りますから、

ビデオの出現以降、名画座が激減したのはむべなるかなではありますけれど、

大きなスクリーンで見てこそ面白い!

ということは、やっぱり映画である以上当然のようにあるのだと、改めて感じた次第なのです。


そんなふうに思う方が他にもいるということでしょうか、

こんな古い映画なのに、これまた思ったよりも見ている人がいたのですね。

(年齢層は、相当に高そうでしたが・・・)


もう一本も見ちゃおかなとも思ったのですけれど、

も一つの上野探訪として、落語も思い浮かべていましたので、鈴本演芸場に足を向けたのでした。

しかし、昨今お笑いブームが復活基調だからでしょうか、

昼を済ませてから覗いてみましたら、「完売御礼」の札が出ていました。

残念ではありましたけれど、また来られないわけでなし。

あれやこれやの上野探訪は、これにてひとまずお開きということで・・・