もはや上映がフェイド・アウトしかかっている時に、今更ではありますけれど、
「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」を、結局見ちゃいました。
これまでインディ・ジョーンズものは全て見ているものですから、
やっぱり見ておこうかと。
どうやら評判のほども上々のようでしたから。
でもって、「面白くなかった」というつもりは毛頭ありませんけれど、
やっぱり何かが違うような…。
確かに、インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)は歳をとったなとは思いましたけれど、
前作でお父さんが出てくるようなところがあるわけですから、
年代記的に年取ったインディがいても、それはそれでよいわけです。
最新作では主人公が歳をとった分、
アクションの切れ味が悪かったのかと言えば、
申し訳ないですが、最初からハリソン・フォードはもっさりしている。
ですから、これは理由にはならないわけです。
この第1作に続いて、最新作でもカレン・アレンが出ているのですが、
彼女の魅力は実は第1作で全開していました。
もちろん、ハリソンばかりでなくカレンも歳をとっていますけれど
(何だか歳年取ったという表現、多過ぎ…ですね)
例えば、たくさんの蛇が渦巻く地下宮殿に落とされたときに、
思わずインディに肩車させてしまうマリオンのしぐさは、演出であるにしても
何度見ても笑えますし、こういった要素が残念ながら最新作にはないのですね。
話に盛り上がりをつけるために登場する軍隊アリの大群などは筋に全く関わりがないわけで、
とにかくファイト・シーンでつないでしまうカンフー映画のようでさえあります。
「レイダース」にもアクション満載ではありますけれど、
ストーリーの中への落とし込みがやっぱりうまい。
インディがトラックに引っ張られるところも、
聖櫃を運ぶトラックという、しっかり筋の通ったところで展開しますしね。
とまあ、第1作との違いをあれこれしてますけれど、
時代が違うということも大きな要素なのでしょうね。
RPGのようなものが当たり前の時代とそうでない時代、
同様の冒険活劇(例えば、「ナショナル・トレジャー」 とか「ハムナプトラ」とか)が当たり前の時代とそうでない時代。
時代に先駆けて活躍したインディ・ジョーンズは、
十分に役割を果たしたのではないでしょうか。

