シルヴィ・バルタンの曲に乗って、男子高校生がシンクロナイズト・スイミングを・・・
あれは「ウォーター・ボーイズ」で、こちらは「ウォーターボーイ」。
アダム・サンドラー主演のおバカ・ムービーです。
とは言ったものの、アダム・サンドラーをご存じの方には
「ああ、いつもの感じね」と軽く流していただけるかもしれませんけれど、
本作の場合には、「おバカ」と言ってしまうには、実はかなり抵抗があります。
何せ、主人公はシャイで人付き合いも下手、当然彼女もいない・・・
というふうに説明するよりも、少々知的障害があるのではないかと思うわけです。
話の中ではっきりそうは言っていない(と思う)ものの、
猟奇的な?母親(キャシー・ベイツ)の関わり方も裏付けになっていると思われるだけに、
やっぱり「おバカ・ムービー」と言っては不謹慎な気がしますし、
コメディということ自体どうなんだろうと思ったり。
1998年の製作ですけど、10年前というのは「このくらいのことは、問題なし」だったんでしょうか。
あまり目くじら立てるのもいかがなものかとは思いますが、
愚鈍な印象を与える者にみなで寄ってたかって嫌がらせをするのはねえ・・・
大学フットボール・チームの給水係を務めるボビー(アダム・サンドラー)は、動きもしゃべりもおっとり気味。
ただし、選手たちにおいしい水を提供しようという心意気だけは人一倍なのですね。
強豪チームの選手たちにからかい倒された挙げ句、解雇されてしまうのですが、
なんとか弱小チームの給水係に入り込んだものの、やっぱり馬鹿にされる毎日。
あるとき、悪戯の過ぎた同僚選手に対して怒り心頭のボビーがとった行動は、
思いもよらぬ強烈タックル!
これを見た、弱小チームのヘッドコーチはボビーをクォーターバック・サック要員に抜擢したところ、
あれよあれよと勝ち抜いて、ボビーを首にした強豪チームとの優勝決定戦へとコマを進めることに。
チープな設定ながら、お気楽に見られる話ですから、
もう少し基本的な人物造形が違っていたらなと思うのでありました。