葬儀に参列していて、「自分の葬儀ってどういうふうに行われるんだろう?」って思ったのですね。
黙っていたら、というより自分の葬儀に自分が口出しできる状況にないので、
おそらくは一般的に多く営まれる仏式の体裁で、ということになるんだろうなと想像するわけです。
でも、「宗教は?」と聞かれれば、「仏教です」とは答えないだろうなあと思いますし、
何しろ日常的に実態がありませんから、葬儀にあたって、
仏さまというのか、お釈迦様というのか、そういう方々の力を借りるというのもピンと来ないのですね。
その点では、神道の形式でというのも、同様なわけです。
個人的にはキリスト教に相当興味(というと適切でないですが)を持っていますけれど、
これも西欧文化に対する興味の一環くらいなところかもしれませんから、
葬儀のときだけ「キリスト教式でお願いします」というのも、いかがなものかと。
ですから、いざ万が一というときに備えて?遺言をしといた方がよいかもしれないですね。
「音楽葬にしてください」という具合に。
ただ、「音楽葬」といっても、音楽の主たる興味はクラシック、
いわゆる西洋古典音楽に向いてるものですから、
ともするとキリスト教っぽい雰囲気を醸すかもしれないですけれど、
それは芸術の普遍性というやつでご容赦いただくとしましょう。
これはモーツァルトの「レクイエム」をかけてほしいかなと。
それも、ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルハーモニックで。
「レクイエム」ですから、本来キリスト教なのですけれど、
ここに聴かれる音楽は、嫌でも敬虔な気分になってもらえると思いますし、時に激しく、時に穏やか。
そして、ラクリモーサのあたりで、
参列者のみなさま(いれば、ですけど)から
焼香がわりに献花を頂戴するということにするのがいいかなあ。
フォーレの「レクイエム」ということで。
こちらは、アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団で。
これでおそらくは、
気持ちよく天に昇っていけるのではないかと想像するわけです。
(もっとも、生前の行いがよければですが…)

