アメリカのライブ・ショーであり、TV番組にもなっていた「サタデー・ナイト・ライブ」。
ここに登場していたコメディアンの多くが、その後映画の主演をはれるくらいに
人気者として大活躍しているわけです。
ジョン・ベルーシ、スティーヴ・マーティン、ダン・アイクロイド、ビル・マーレイ、
エディー・マーフィーなどなど・・・
そして、この映画「フレッチ」の主人公を演じるチェヴィー・チェイスもその一人。
「ファール・プレイ」や「昔みたい」で、
ゴールディ・ホーンと絶妙のコンビを見せてくれたあとは、
かなりチープな作品ばかりが続いて、「あんまりいいところ無しだな」
と思っていたのですけれど、隠れたひと品という感じなのでした、この「フレッチ」は。
基本的にコメディ映画なのですけれど、なんせ原作のグレゴリー・マクドナルドは、
この作品でアメリカ探偵作家クラブ賞を受賞しているのですから、本来はしっかりしたミステリーのはず。
これをチェヴィー主演で、どう面白おかしく仕立てるかが見どころでもあるわけです。
麻薬犯罪を追いかける新聞記者のフレッチが、
覆面捜査ばりにLAのビーチに巣食う買人たちの仲間入りをしていると、
見知らぬ男から唐突に頼まれた、ある仕事とは?!
実は、自分を殺してほしいという・・・
どうです?なかなかつかみのよい導入部ではありませんか。
本当なら、ここからシリアスな謎解きに向かっていくのが当たり前なのですけれど、
やはりチェヴィーの持ち味を活かさないわけにはいきませんから、ドタバタしてくるわけです。
とまあ、こうして映画を見ているうちに、
何やらエディー・マーフィーの当たり役「ビバリーヒルズ・コップ」を思いだしたのですね。
コメディ仕立ての謎解きだから?
確かにそうなんですけれど、気づいてみればハロルド・フォルターメイヤーの音楽が
印象の形成に大きな役割を担っているということがわかってきました。
そうかあ、こうした映画の製作が「ビバリーヒルズ・コップ」のヒットを生んだのかあ
などと思ったのですけれど、
実は「ビバリーヒルズ・コップ」の第1作の方が先に出来ていたのでした。
なぁんだ・・・でした。