ノーベル平和賞に、
かつて一瞬だけ合衆国大統領になった男(と、自虐ギャグを飛ばす)アル・ゴアさんが選ばれましたねえ。
フロリダ州の票の数え直しだなんだがあって、結局ジョージ・W・ブッシュ大統領が誕生し、
ゴアさんは野に下ったわけですが、その後の様子は実に好対照なわけです。
大統領選挙での勝ち負けで言えば、結果的に当選したのですからブッシュの勝ち、ゴアの負け。
合衆国大統領を目指して、両者は選挙戦を戦ったのですから、勝ち負けは明らかです。
ところが、勝ちを収めたブッシュ大統領は、大統領になってしまったがために大いに株を下げ、
対抗馬にたまたま恵まれたのか?再選されてなお、株を下げ続けてます。
一方、敗れたゴアさんは予て関心の高い環境問題、特に地球温暖化に警鐘を鳴らす伝道師として
世界中を回り、もっと広くあまねく温暖化の脅威を知ってもらうために、
映画「不都合な真実」を作ったりして、その地道な活動ゆえに、大いに株を上げたと言えるのでは。
そして、今度の「ノーベル平和賞」受賞。
残り任期も少なくなる中で、この後ブッシュ大統領がノーベル平和賞を受賞するとはとても思われないわけで、
ずいぶんと明暗が分かれたものです。
ただ、結果としてはこういう状況ですけれど、
では、先の選挙でアル・ゴア大統領が誕生していたとしたら、どうなっていたでしょう?
もちろんアメリカも世界も違ったものになっていたとは思いますけれど、
そつなくこなす大統領であったかもしれません。
もしかしたら、最近ヒラリーの後ろでニヤニヤしながら手を振ってる人より、頑張ったかもしれませんが…。
でも、よーするに、ゴアさんの頑張りどころは(これまた結果論ですけれど)
「合衆国大統領ではなかった」ということなのかもしれないですね。
それが反って、魚に水を与えて、大いに動き回れることになり、
ノーベル平和賞に当たるような活動ができたということかも。
そして、もし仮にブッシュ大統領の方が敗れていたとしたら…
全米ライフル協会の会長として、大統領以上の辣腕をふるっていたかもしれませんね・・・